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丸友しまか(岩手県宮古市)その6

「魚が無ぇがすかぁ(無いよね)」だけど、もっと多くの方に手軽に魚を食べて欲しい


今年は、例年になく桜が咲くのが早かったように感じる宮古。水揚げされる魚種も冬から春そして初夏へと変わってきた。5月には、宮古の定置網1回でサバ約35トンの水揚げがあった。それに釣らてか、メジマグロの姿も見えた。この他にも、サクラマスやアナゴなど、この季節らしい魚たちの姿を見る事ができた。

家業の魚屋を手伝うようになって12年、そして震災から8年が経過した。水揚げされる魚や、タイミング、大きさなど変わりつつあるように思う。特に震災以降に関しては、「例年ならば…」が使えない。例えばカタログ『ライフ』に掲載する魚を決めるにあたり、あまりに先の事すぎて予測しにくい。そんなことから、「去年も揚がっていたし、おそらく大丈夫でしょう」との答えしかできず…。あとは、水揚げがある事を祈るばかり。工業製品でもなく、養殖している訳でも栽培している訳でもない。その日その日で、自然の恩恵を受けることで商売ができている。改めて、魚屋の難しさを痛感する。余談だが、魚屋あるあるを一つ。「今日はAという魚が大量だった。相場も確認できた。明日水揚げがあれば、仕入れよう」と思い、翌日、魚市場へ。「昨日は300㎏あったのに、今日は10kgしかないじゃんかぁ…」、よくある話。

ここ最近、宮古の魚市場の買受人の間で、よく耳にするのが「魚が無ぇがすかぁ(魚が無いよね)」とか「小物が無ぇがすかぁ(色んな魚が無いよね)」というフレーズ。確かに仕入れに行っている私もそう感じる。ただし、全く魚が獲れてないわけではない。もう少し正確に言うなれば、「欲しい魚がない、もしくは売れる魚がない」という感じだろうか。だからと言って、魚がないから商売ができないというわけにはいかない。“無い無い”といっても、前述のように、ある程度まとまった水揚げ量がある魚もあれば、数量は少ないながらも安定した水揚げがある魚もある。そんな中で、どのように対応するかで魚屋の技量が問われるのではないかと思う。丸友しまかの考えは、「無い無いと言わず、その中でも比較的安定して漁獲される魚で何とかする」である。宮古は、漁港別水揚げで6年連続日本一になった真鱈や、秋には秋鮭やサワラ、秋サバなど、毎年数量の変動はあるもののある程度の水揚げがある。他にも、冬から春先にかけて採れる真ガキ、通年漁獲されるタコ類、海面養殖されているホタテなど。「水揚げが無い」と言われるなかでも、これだけの水揚げがあれば、魚屋としては腕の見せ所である。

「三陸の旬の旨い魚たち」や、「素材の旨さを感じられる加工品の製造・開発」にこれからも取り組んでいきたい。そして、もっと多くの方に手軽に魚を食べてもらえるよう、さまざまなことにチャレンジしていければと思っている。

 (丸友しまか 島香 友一)
2019年『life』280号

  1. < 丸友しまか
    宮古の切り身魚セット
    三陸宮古に水揚げされた新鮮な魚で切り身魚セットに。
    3種類2切れ前後をお届けします
  2. < 丸友しまか
    三陸の真鱈味噌漬け
    宮古周辺で延縄等で漁獲された真鱈を特製味噌に
    漬け込みました。解凍後、グリルなどで焼いてください。

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