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マーレ旭丸(北海道久遠郡せたな町)

漁獲量が不安定な状況の中でも“生産者と消費者が近くなりたい”との思いを大切に


私は北海道で海老やいか・うにを獲っている漁師です。周りのみんなは苗字ではなく「船長」と呼びます。“獲って、造って、売る”スタイルになって30数年になります。当初からのコンセプト、「お客様を笑顔にしたい」「高鮮度の素材の味を生かしたい」「生産者と一般生活者が近くなりたい」との思いを大切にして走ってきました。

もともと私は、20代の頃から漁に出て漁協に出荷していました。しかし、その後の魚の流通にとても不満だらけで、いつも悶々としておりました。そこで30歳の時に一念発起し、小さな直売所を建て加工し始めました。ですが田舎町ですので、お客さんがたくさん来るわけでもなく、とても地味なお店だったと思います。10年間ぐらいは売るよりも商品づくりに没頭し、採算など考えずに試行錯誤の連続でした。売るよりも作る方に力が入っていたのでさっぱり儲けることができず、家族から「もうやめようよ」と毎年のように言われておりました。今思えばそれが弊社の商品開発のベースとなっているようです。

その後変な漁師が居るということで、メディアの取材が多くなり、NHKの全国放送を機に、有名百貨店のバイヤーが訪ねて来るようになりました。折しも北海道物産展がどんどん規模を拡大し、来客数もうなぎのぼりの時期でした。そうして全国の百貨店を廻りだしてから10年ほどたった寒い冬の日に、ある大阪の百貨店のバイヤーが訪ねて来ました。「おいしいいかめしを探している」と言うのです。当時いかめし商品は少量しか作っていませんでしたが試食してもらうと、「うまい! これだ! 物産展で実演してほしい!」と言われました。百貨店で実演など、したことがなかったのでお断りしたのですが、再三にわたる出店交渉で根負けして一度やってみようということになり、“実演デビュー”したところ、たくさんの行列ができ大変好評をいただきました。こうした各地での実演販売なども併せて、なんとか経営的にもやっていけるようになりました。

北海道にはいかめしを製造するメーカーはたくさんありますが、イカやお米が地元産で、化学調味料や添加物を使わないものはほとんどありません。そんな中で、私たちの商品の味と内容、そして物づくりの姿勢が認められて、昨年、北海道庁から「北のハイグレード食品S(セレクション)」にも選定され、お墨付きを得ました。

近年海の環境が変ってきていると言われ、漁獲量がとても不安定な状況になっております。そんな中で安定的な生産、供給体制を維持するのは至難の業ですが、努力を惜しまず、お客様に喜んでいただける商品づくりを忘れずに続けていきたいと思っております。

(マーレ旭丸 西田たかお)
2019年『life』160号



西田たかおさんと自社船旭丸


西田たかおさん(右)とパートナーの恵理子さん

いかの旨味を味わってください

  1. < マーレ旭丸
    漁師のいかめし(プレーン)
    自社漁船で獲ったイカに減農薬米を詰め、
    昆布と共に柔らかく炊き上げました。
  2. < マーレ旭丸
    漁師のいかめし(ホタテ)
    自社船で獲ったイカに減農薬米と北海道産の
    ホタテを入れて昆布で炊き上げました。

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