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熊野出会いの里 (和歌山県田辺市本宮町)

「ああオレは宝物に取り囲まれている」…と実感する里芋掘りの季節

里芋掘りの季節になると、1年の残りもあとわずかになる。日が短くなり、朝の薄暗いうちから畑に出ても夕暮れはすぐやってくる。晩秋の寂寥を何となく愛おしく感じながら毎日一心不乱が続く。

一株一株スコップで掘り起こし、ダンゴみたいにくっついたのを一個一個ヒゲを取り、土を落として男前に仕上げる。45メートルほどの畝に100株ほど植わっているが、端から端まで1人で2日かかる。夕方、山の陰に太陽が隠れたら、暗くなるまでのわずかの間に処理の済んだ芋を集めてコンテナに詰める。

出荷対象にならない虫食いや傷んだものなどは置き去りにする。そんなのは自家用にしたり人にあげたりする。とにかくできた芋は全部食べられる。親芋は味は少し落ちるが食料には充分なる(親芋のおいしい品種もある)。それに里芋は食料ばかりでなく、里芋湿布でがんなどの毒出しに使われたりもする。現にわが家の里芋を使って元気になった人がいる。

私自身、里芋を掘りながら「ああオレは宝物に取り囲まれている」と思っている。実家の大阪で農業をしいる時は、商品として有利なナス、キュウリ、トマトなどを中心に作っていたが、今は消費地にはるかに遠い奥熊野。日照時間も平野部ほど恵まれず、獣害もあってとなると、換金作物は限られてくる。里芋は生だとエグ味があるのでイノシシも日をおいてエグ味が抜けるまで手を出さない。平野部では周辺野菜だった里芋が山間地では救世主になる。収量もベラボウに多い。米は反収500~550kgだが、里芋は親芋を計算に入れなくても3トンは穫れる。もちろんサツマイモをも圧倒する。ただ里芋の特徴というか弱みは、夏の乾燥時、水がないと収量が半減することで、乾燥に強く土地を選ばぬサツマイモにこの点は及ばない。
 
最後に、最近小耳にはさんだ話。中国の広西省のチワン族自治区の人口4000人足らずのある村(有名な桂林の近くだそうだ)にはがんに罹る人が1人もいないという。アメリカの調査チームが調べてみると、土地がやせていて里芋しかできず、3食里芋を常食にしていることが分かった。

さて、その里芋の効用は、①アルカリ性食品で、人体に蓄積した酸性物質を中和し、がん細胞の増殖を抑制。②カリウムをはじめ、カルシウム、マグネシウム、鉄、リン、カロチンなど栄養素が豊富で免疫力を高める効果。③ぬめり成分ガラクタンが免疫力向上とがん増殖の抑制ともに効果を発揮。…のだそうです。

皆さん、里芋畑に遊びに来ませんか?

(熊野出会いの里  麻野吉男) 


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