知床興農ファーム(北海道標津郡標津町)
一昨年の猛吹雪の被害から復活!
畑作と畜産の農畜複合循環型をめざす豚肉をお届けします
北海道東部の知床・標津町にある興農ファームは、一昨年、数度にわたる猛吹雪により、豚と豚舎に被害・影響があり、しばらく皆さまに豚肉を出荷することができませんでした。あれから2 年、豚の肥育もようやく回復に向かい、再びおいしいお肉をお届けできるようになりました。
知床興農ファームは、畑作と畜産を融合することで循環型の農業を実現して、日本の農業を未来につないでいけるものにすることを目指しています。循環型の農業とは、化学肥料などの外部資材を投入せず、土本来の力を発揮できるように家畜の糞尿を堆肥にして投入し、その土からそこに生活する人間たちの食べものと家畜の餌を生産し、その餌でまた家畜を育て堆肥をつくるという循環を繰り返す農業です。そこでは化学肥料や農薬など人体に悪い影響を及ぼすものは一切なく、安全で人を健康にする食べものができるはずです。
具体的に私たちは、知床のおいしい水と国産飼料のみで配合した餌を食べた健康な豚を自社の精肉工場で加工しています。豚は夏場は牧草地に放牧、冬場は牧草地で収穫した乾草を食べることで脂に今注目されているオレイン酸を多く含みます。引き締まったうまみのある赤身と甘味のあるおいしい脂が特徴で、味もよく、健康に良いとされる良質の脂をバランスよく摂取できます。
私たちは、豚が健康に育つことがおいしく、安全な肉を提供することと考え、効率重視の一般的な養豚とは違う方法で、特に夏の放牧など豚の生理に合わせた飼料・飼育環境やストレス軽減に力を入れています。もちろん普通の養豚よりも手間暇がかかる育て方ですが、食べていただければそれだけの価値があるものに仕上がっていると自負しています。
知床興農ファームの豚肉を再び皆さまの食卓にお届けできることができて、スタッフ一同本当に喜んでおります。実際に食べていただければ、いままで食べたどの豚肉よりおいしいと思っていただけるような製品を飼育から加工まで心をこめて育て、作っております。この機会にぜひご賞味ください。
( 知床興農ファーム 清水 信吾)
興農ファームの皆さん