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小坂養鶏(和歌山県有田川町)

二人で鶏を育てて5年目の春

今年も桜が咲きました。長い間のご無沙汰です。紀州赤地どり生産農家の小坂です。

この春、早いもので結婚丸4年が経ち、相変わらず二人で楽しく鶏を育てています。旦那の大介が農業の学校を卒業して、赤地どりの生産を始めてから13年。何度も何度もやめたいと思うほど失敗を重ね経験を積み重ねてきたことで、最近の鶏舎では目立ったトラブルとてもかわいいヒヨコ隊も少なくなりました。ご存じのように抗生物質を使わずに飼育していますので、たった一つの病気の持ち込みで半数以上の鶏を失うこともありました。換気の失敗で痛い目を見たこともありました。30代半ば、ようやく少しずつ手ごたえを感じて鶏飼いを名乗れるようになってきたと言っています。今は順調に皆さんの食卓に元気な鶏たちがお届けできているのではないかと思っています。

出荷前の目つきの鋭い屈強な鶏たちさて先日、今年最初のヒヨコ隊が鶏舎にやってきました(そういえばよく聞かれる質問で、ヒヨコは自分で孵(かえ)すのですか? というのがあります。私たちのところには採卵する鶏も、孵す施設もありません。ほとんどの養鶏農家はヒヨコ屋さんから買うことが多いのです)。

小さな体でお尻フリフリ、ピヨピヨ鳴きながら鶏舎の中を走り始めました。これから私たちの手元で90日間をかけて大きく育っていってくれるはずです。かわいいヒヨコたちが目つきの鋭い屈強な鶏になっていく3か月。小学校に入学した子どもが夏休みを迎えるほどの時間もありません。私たちにできることは、彼らが少しでも快適に成長できるように手を貸すことだけです。そんなヒヨコたちの短い生を、元気に過ごさせてあげようと思います。風に当て日を浴び走り回り、よく寝てよく食べる。そんな基本ができていればぐんぐん元気に育っていってくれることでしょう。小坂知英さん 小坂太介さん

同時進行で鶏の出荷もおこなっています。あのヒヨコがこんなに!と思うほど大きく強くなった鶏たちは、出荷用の籠に収まる最後まで強く抵抗します。まるで自分の運命を知っているかのように、それでも全力であがきます。そして私たちは、心の中で合掌しながら、ありがとうねと言いながら見送ります。食べるということはいろんな生の上に成り立っていることを実感しながら、心も新たに養鶏農家の嫁5年目の春を迎えます。

(小坂養鶏 小坂智英)
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