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小倉 水産食品 (鳥取県境港市)その2

今年の塩いわしは、うるめいわしでお届けします
節分を通じて海の変化も感じてください


昔から節分にはいわしを食べるという習慣があります。これは、鬼の嫌いな物が「いわしの頭」と「棘のある柊(ひいらぎ)の葉っぱ」だからで、焼いたいわしの頭を柊の枝に刺し、家の玄関に置いて邪気を追い払ったとされています。

現在、境港はカニ水揚げ日本一の港として知られていますが、かつてはこのいわしとともに栄え、発展した町でした。いわしは鮮魚や塩漬け、煮干しとして加工される他、肥料として余すことなく利用されてきました。江戸時代中期から明治時代にかけては、いわしの肥料と境港のある弓ヶ浜海岸の砂地を利用して、綿花栽培と絣織物が一大産業となっていたのだそうです。最近でも、20年ほど前には5年連続で全国漁獲高1位(40~50万トン)となるほど、いわしは大量に獲れていました。

ところがその後、境港のいわし漁は激減。春先や秋口頃のシーズンに多少獲れる程度になってしまいました。 2013年は4万トン近く漁獲がありましたが、それはたまたまの豊漁だったようです。2014年は春にほんの少し獲れただけで、秋はほとんど漁獲量ゼロという記録的な不漁の年になりました。

やはり、海水温も含めて海の状況がおかしくなっているのでしょう。昨年11月には北海道沖で真いわしが大量に打ち揚げられたというニュースもありました。いわしの群れが北海道まで上がってしまって、本来居るべき境港には寄りつかなくなっているのです。

毎年、私たちは秋~冬に獲れる真いわしを使って塩いわしを作っていますが、今年はどうしようかと悩みました。いわしの町=境港として何とかしたいという思いと、現在うるめいわしが少しだけ獲れているという事情もあり、今年はうるめいわしで製造する事にしました。真いわしと較べると少しスリムであっさり味ですが、節分を通じて海の変化も感じていただければと思います。
    
(小倉水産 小倉 雅司/12月15日記)
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