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iicome(イイカム)(京都府綾部市)

未来型米屋を目指して立ち上げた、地元のお米を使った「KOKUコク 」ブランド
iicome(イイカム) 京都府綾部市



私たちの小さな会社は、京都府北部の綾部市上林(かんばやし)という地区にあります。綾部のなかでも過疎化がもっとも進み、地域の高齢化とともに休耕地が増え続けているような所です。

会社を立ち上げたのは2018年10月。きっかけは、地域の復興を目指していくには、地域で地場産業を作り、地域で生まれるもので経済を回していくシステムを構築したかったからです。現在はまだまだそこまで至りませんが、小さく産んで大きく育てるを意識しながら、微力ながらに地域のお役に立てればとスタートしました。

「お米には、無限の可能性がある」。そう思って、お米で多種多様な商品を生みだし、お米の新しい楽しみ方を提案・提供しています。手軽に食べられる小麦製品も良いですが、小麦の自給率はわずか13%前後。対してお米はほぼ100%国内で自給できる大切な農産物。どこでも育てられていて、いつでも入手できるお米の魅力は、今後もっともっと広がっていくと確信しています。

私たちのメインブランド「KOKU 匊」は、地域のお米を主体に、安全性も考慮したグルテンフリーの商品です。工場内にも一切の小麦を持ち込まず、米粉の製粉所もお米しか取り扱わないところで丁寧に製粉していただいています。

看板商品でもある「かたクッキー(京都うまれ)」は、干菓子(落雁)を製造するのと同じようなオリジナルの木型に詰めて型取り、色と風味を損ねないように焼きにも工夫をしています。他にはない独自の製法で大量生産はできませんが、贈り物にも使っていただけるようにとひとつひとつ手作りしている商品です。見た目の美しさと口に入れたときの食感や風味を大切にし、あらゆる方がお楽しみいただけるように小麦、卵、乳製品も不使用です。

近年は新しい製粉技術もでき、米粉の使い方は多様になってきています。米粉をちゃんと知り、みんなが米粉を自由に使いこなせるようになることで、日本の食料自給率を改善することができるのではと考えています。ただ、まだまだ米粉の知識が不十分なためにその使い方が分からずについつい手軽な小麦粉に手を伸ばしてしまいがち。そこで、米粉の知識を知っていただく活動も同時に行っています。「米粉の基礎体験講座・米粉を知ろう」などを開講し、米粉の普及活動にも力を入れています。

新型コロナ感染拡大が懸念されるなか、海外に食糧を依存している日本は、いつなんどき困難な事態に遭遇するか分かりません。何が起こってもおかしくない世の中。米粉の知識をきちんとインプットしておくだけでも、安心感につながります。日本の農家を支えるのは消費者です。ぜひこの機会に、お米の新しい楽しみ方とおいしさを体感してください。

(iicome 宮園ナオミ)
2020年『Life』380号



食べ応え満点のシリアルバー

  1. < KOKU
    玄米ぽんせんバー・プレーン
    契約栽培の玄米でつくったパフをココナッツオイルや
    メープルシロップなど植物性素材だけでバーにしました。
  2. < KOKU
    玄米ぽんせんバー・有機ラズベリー&ビーツ
    玄米を使った植物素材のバー。ベリーの甘酸っぱい
    風味とビーツパウダー入りで目にも鮮やか。

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