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ハーベス(福島県奥会津金山町)


私たちがお届けしている炭酸水が湧き出すのは、「日本の原風景」とも言われる、金山町(かねやままち)…と言っても、どこにあるかご存じない方も多いと思います。福島県の西の端で、新潟との県境。いわゆる奥会津とよばれる地域です。ここでは、四方を山々に囲まれ、町の真ん中を川がはしり、大自然の恩恵を享受しながらの生活が行われています。

そして、その最大の恩恵とも言えるのが炭酸水。実は、とても歴史があるものです。現存している文献の中で、確認できる限りでも150年近く昔(明治初期)の記録が残っています。しかもその時には既に“太陽水”“万歳炭酸水”というブランドで「近隣はもとより他県にも名が知られていた」というのですから、いつから湧き出していたのか、さらにさかのぼることもできそうです。

その頃は、薬泉として「慢性胃腸病、糖尿・便秘の妙薬」と言われていたとか。150年前から、炭酸水に期待されていたことは今と似通っていたのですね。最初は旧会津藩士により売り出されたのち、30年もたつと、ヨーロッパ諸国へ輸出したり、東京・銀座に直営店ができたりと人気になったようです。しかし、なにせ当時の輸送方法は馬や川舟。金山町は山に囲まれていますから、会津地方の中心都市である会津若松にたどり着くまでにも破損などの費用がかさんでしまい、しまいには休業となってしまったのだそうです。

さて100年以上の時が経ち、社長の前田が偶然この炭酸水の存在を耳にしたところから再び話が動きます。金山町の自然そして地元の方の温かさに触れ、この炭酸水を再び世に広めることで地域の役に立ちたいと2004年に事業をスタートしました。

ここ数年、炭酸水はメジャーな存在となり、商品も多くの種類が存在しています。しかしだからこそ、良いもの、天然のものにこだわってほしいと思います。今も人の手で1本1本検査を行い箱詰めされている、この「天然炭酸の水」のおいしさは、やはり人工的に添加した炭酸とは違います。炭酸の泡がしっかりと水に交じっているので、なめらかな舌触りで天然ならではのほどよい炭酸がおいしさの秘密。そして主張しすぎないため、洋食やさらに繊細な和食料理との相性が良いのが特徴です。

そして、天然ならではのことが、もう一つあります。湧出量です。実は「奥会津金山 天然炭酸の水」は、1分間に4リットル程度しか採水できません。それ以上のペースで採水してしまうと、枯渇してしまう危険があるためです。国内の他地域では1分間に80リットル程度採水できるところもあることを考えると、かなり希少です。昔から地元で守られてきた井戸は、その湧出量がゆえに夏場などは水位が低くなってしまうこともあるほどです。もちろん、私たちの採水工場は採水ペースさえ守れば、枯れてしまうことはないとの調査報告もありますので、ご安心ください。

地元の方も使う井戸は、観光で訪れることもできますので、ぜひ金山の自然を満喫しに来てください。

( ハーベス 湯本康仁)
2018年『life』420号



炭酸水が湧き出す井戸。


(左)太陽水のボトル。(右)万歳炭酸水の英語チラシ。


ハーベスの皆さん。

  1. < ハーベス
    奥会津金山天然炭酸の水
    自然豊かな福島県奥会津に湧きだす、
    日本では珍しい天然炭酸100%の
    ミネラルウォーターです。

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