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葉っピイ向島園(静岡県藤枝市)

お茶の気持ちまで考えたお茶栽培 お茶も人も健康で「葉っピイ」でいられるように


当園は1982年より農薬・化学肥料を一切使用しない完全有機栽培にて日本茶の栽培・加工・販売を一貫して行ってきました。安定成長が続く当時の日本で、お茶も例に漏れず、効率的な大量生産を目的とした過剰な農薬・化学肥料が投入されていました。農家の長男に生まれ、無理やり家業を継がされた先代園主(向島和光)は、その現状を目の当たりにしてこう思いました。

他に夢があったのに親の敷いたレールを歩かされている自分。本当はもっとのびのびと生きたいのに、人間の都合で農薬・化学肥料漬けになっているこのお茶たち。どこか似ていないだろうか。せめて彼らには望む生き方をさせてあげたい。

そして、自然との共存共栄を目指すため農薬・化学肥料を絶ち、お茶の生き方を尊重するストレスフリーの栽培方法「一本仕立て」が始まりました。

お茶の木は自家受粉しないので、同じ品種を増やすには「挿し木」という一種のクローン栽培を行うしかありません。しかし、種で繁殖した「実生」と比較すると、成木になってからの生命力が劣ります。「三つ子の魂百まで」という言葉があるように、お茶も幼少期の経験が一番大事である、との考えから、極力「実生」に近づけるために葉っぱ1枚を直接畑に挿していったのです。また、人間が満員電車を嫌うのと同様に、茶樹も密植をするとストレスを感じるため、木の間隔を空ける「疎植」を行いました。

「挿し木」で育て、農薬や化学肥料を使用すれば僅か5年で収穫できるものが、紆余曲折を経て収穫できるまで15年を要したこの「一本仕立て」は特徴的でストーリー性が強く、食の漫画『美味しんぼ』でもご紹介いただきました。そんなお茶の木は、挿し木で育てるよりも何倍も深く根を張り、幹は腕のように太く、その生命力に溢れる姿は圧巻です!

当園は、お茶では日本初となる有機JAS 認定を取得し、農場HACCPと言われるJGAP 認証も取得しています。2004年に先代園主の急逝を受けて引き継いだ現園主(向島和詞)は現在33歳。園主を含めスタッフは5名で、平均年齢は34歳と非常に若い茶園です。2017年には衛生管理にこだわった新工場を稼働し、向島園は新たなステージに入りました。また、カフェインレスの優しいお茶「赤ちゃん番茶」などには、安全な無漂白紙ティーバッグを使用しています。このように食の安全性を追求することを基本に、今後はさらに、有機の輪を広げ、農業の持続可能なモデルとなるべく、近隣農家と協力した地域活性化事業にも取り組んでおります。

皆さまがいつまでも健康で「葉っピイ」でいられますよう、ここ静岡の地からこれからもhappyをお届けします。

( 葉っピイ向島園 薗田雅之)
2019年『life』130号



一本仕立てのお茶の木


葉っピイ向島園の皆さん


家族みんなで楽しめるまろやかな味

  1. < 葉っピイ向島園
    有機栽培茶 赤ちゃん緑茶
    低カフェイン・低タンニンの静岡県産有機栽培
    緑茶ティーバッグ。苦み・渋みが少なく、甘味があります。
  2. < 葉っピイ向島園
    有機栽培茶 赤ちゃん番茶
    静岡県産有機栽培三年番茶を無漂白紙
    ティーバッグにしました。カフェインレス。

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