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富士見堂(東京都葛飾区)

原料を「買い支える」という気持ちを集めて国内自給率アップへ大きな流れを作りたい
下町のせんべい屋“こだわり続ける心”


私たちは、東京の葛飾区で65 年、今となっては数少ない生地作りから自社で手掛けるせんべい屋です。昔から東京の下町には駄菓子と言われる懐かしい菓子、いわゆる「流通菓子」を作るメーカーが多くありました。煎餅もそのひとつで、富士見堂も創業当時はそのような商品を問屋に納めていました。それが時代の変化とともに菓子問屋も数が減り、業界の売り先はスーパーやコンビニへと移行していきます。

先代は、その流れに逆らうように生地設備を作り、自分たちで原料を調達して製造から販売に至るまでこだわる道を選びました。この道を選んだことで一番の財産となっているのは、農家さんや一次生産者との出会いです。例えば原材料のお米は、北海道の生産者の減農薬米を玄米で仕入れ、私たち自身で精米して生地にしています。醤油は国産丸大豆の本醸造、海苔は柳川の成清海苔店さん、また胡麻は希少な国産のものを茨城の生産者から直接いただいています。我々加工メーカーは原料があってはじめて物が作れます。だからこそ私たちは、少量ではあっても毎年一定の量を注文し、それを加工して販売を続ける。そして生産者は良いものを安定して作り続ける。こうした関係が、互いを支え合い、更に原料を「買い支える」という気持ちを持った小さいメーカーが集まることで、大きな流れとなって国内自給率も増えるはずだと信じております。

もうひとつ、われわれせんべい屋が考えなければならないことがあります。それは後継者問題です。人口減少している世の中で商品を売る事よりも先ず、どうしたら若者が煎餅を焼いてくれるか?どうしたら若者がやりたいと思える魅力あるせんべい屋になれるかということです。

最初に触れましたが、私たちの商売は元々は問屋に納めて終わりでした。しかし“それで若者が煎餅を作りたいと思ってくれるだろうか?”“作り手なら直接食べてくださる人の顔が見え、「美味しい」と言ってもらえたらモチベーションが上がるに違いない”。…そんな風に感じて、15 年前に「富士見堂」の小売部門を立ち上げました。最初はその事で先代と毎日喧嘩もしましたが、今では職人たちがやりがいをもって煎餅作りに励む原動力となり、現在、職人の平均年齢は30 歳。同じ規模の同業者と比べるとかなり若く、また「煎餅を作りたい」と女性の職人希望も毎年来ます。実際1名が職人として働いております。とても嬉しいことです。

原料の作り手と世代を継ぐ作り手がいるからこそ、我々メーカーはものを作ること、提供し続けることができるのです。そんなことを食べてくださる皆さまに伝えていけるせんべい屋でありたいと思います。    

(富士見堂 佐々木 健雄)

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