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芦浜産直 (三重県大紀町錦)その3


ニュースにもなっていましたが、昨年8月下旬頃から黒潮が大蛇行を始めました。潮岬から東海沖の熊野灘に冷水塊が居座り、黒潮が冷水塊の周囲の遙か沖合を通るようになっています。蛇行自体は5年から10年に一度あるようなのですが、ここまで大きな蛇行は2005年以来の12年ぶりのようです。

熊野灘で獲れる回遊魚は、黒潮に乗ってやってくるので、今回の大蛇行で漁獲は大きな影響を受けています。大蛇行が始まるまでは順調に水揚げされていて、魚の買い付けもスムーズだったのですが、9月頃から水揚げが不安定になり獲れる時と獲れない時が極端に違う状態になりました。芦浜産直のある錦漁港は、冬は回遊してくるブリを狙った定置網が主力で、例年多いときには1日に5000本獲れるのですが、今期は20本程度から数百本程度と全体的に量が少なく、価格もずっと高値傾向が続いたため、なかなか魚を仕入れにくい状態が続きました。それでも、少しずつ買いためて、年間に必要な量を仕入れることができてホッとしています。

もう一つ、私たち水産関係者が気にしているのは、魚が獲れる時期がズレているということです。獲れるべき時期に獲れなかったり、時期はずれに獲れたり、漁師や市場関係者を驚かせたりしています。これは大蛇行の影響だと思いますが、昨年秋は秋サバやカタクチイワシがほとんど獲れませんでした。また、本来夏に獲れるカマスが今年は冬に獲れたりもしました。一方、2月までは少ないながらも、そこそこ大きいサイズ(8〜10kg)のブリが獲れていたのですが、3月に入ると小さいサイズ(6kg以下)しか獲れなくなったり、十分大きく育っていないということもあります。

海を取り巻く環境変化は、熊野灘だけのことではありません。地球温暖化の影響からか、海水温が高かったり、逆に冷水塊などで低かったり、あるいは海藻類が育たず“磯焼け”の現象があちこちで見られるなど、全国的にも深刻な変化が起きています。“海の様子がおかしくなってきている”、これが漁師や水産関係者の実感です。

( 芦浜産直出荷組合 阪口 明志)
2018年『life』200号


 
久々のブリ豊漁の錦漁港の様子

  1. < 芦浜産直
    芦浜小あじみりん干し
    アジの持ち味を、味醂で一層引き出し、
    天日干しで柔らかく仕上げました。熊野灘産。
  2. < 芦浜産直
    芦浜の塩ぶり切身
    三重の錦漁港で水揚げされたぶりを塩水につけました。
    8kg以上のサイズのブリに限定し、脂のりも良く脂質も上品。
    そのまま焼いてどうぞ。

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