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アレッポの石鹸(シリア国アレッポ)


 
シリアの古都アレッポは現存する都市としては同国の首都ダマスカスに次いで古く、4000年以上の歴史がある国際交易都市です。また石鹸の発祥地でもあり、1000年以上前からオリーブを原料とした石鹸が作られ続けてきました。これが私たちのアレッポの石鹸の原型です。

現地ではサブン・ガール(月桂樹石鹸)と呼ばれ親しまれているこの石鹸は、ベースであるオリーブオイルにどのくらいの月桂樹のオイルを使用しているかが、ステータスになります。月桂樹ローレル)オイルは月桂樹の実から採れるオイルで、森林のような芳香があり、消臭・消毒・フケトリ・かゆみ止め・強壮・育毛などなど、さまざまな効能があると言われています。一方、月桂樹の森は地中海に面したトルコの南からシリアの北部山脈に限られ、しかも100kg の実から10kgしかオイルは取れませんので、非常に高価です。アレッポの石鹸は、この月桂樹のオイルを10% 使用し、刺激が少なくお肌に優しいのはもちろん、かゆみを止めたり、洗髪の際、フケを抑えたりするのが特徴です。

製造者はアデル・ファンサ社。アレッポの数ある石鹸工場の中から同社を選んだのは、私たちのリクエストにも応えて誠実に石鹸を作ってくれたからです。350年以上前から代々石鹸を作り続けてきた工場です。ところが、シリアで2011年から内戦が始まり、翌年にはアレッポにも戦火が拡大、最も激しい戦闘地域になりました。アデル・ファンサ社も電気水道などのインフラが破壊され、2012年の暮れ以降、製造ができなくなってしまいました。そんな中、彼らはどうやって石鹸作りを続けて行くのか悩んだ末、2014年1月に同国ラタキアに第2工場を作りました。この地域は戦闘も無く、製造・運送が劇的に安全になりました。現在こちらの工場にアレッポから職人たちも移動して石鹸を作り続けています。

アレッポという土地は太古から支配者が次々と変わってきました。12世紀の十字軍の包囲、13世紀にはモンゴルが襲来し徹底的な破壊と虐殺が行われたといいます。また1138年には大地震があって壊滅的な打撃を受けています。この他にも何度も破壊がありましたが、その度ごとにアレッポの人々は町を再建してきました。この不屈の精神は「アレッポ魂」と呼ばれています。私たちはこのアレッポ魂を内戦中の現在、アデル・ファンサ社との付き合いの中でまさに肌で感じています。

アレッポの石鹸はお肌にも環境にもやさしく、本当によくできたすぐれた石鹸ですが、そこにはアレッポ人の心意気がピリッと効いています。ぜひ皆さんお試しいただければ幸いです!! 平和を祈りつつ。   

(アレッポの石鹸 太田 昌興)

  1. < 爆撃されたアレッポの工場の前で
    アデル・ファンサ氏(左)
    と息子のタラール氏
  2. < ラタキアの工場の職人さんたち
  3. < アレッポの石鹸
    アレッポの石鹸
    シリアのアレッポ地方で昔ながらの製法で作られた石鹸です。
    オリーブオイルと月桂樹オイルを原料とした純粋な石鹸。

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