ハイム化粧品


ハイム化粧品は、1961年の創業以来、「良いものをより安く」を経営理念として化粧品を供給してきました。消費者目線でモノづくりをすることは必ず安全・安心へつながるものと確信し、「疑わしい成分は一切配合しない」をモットーに製品開発をしています。
工場は千葉県松戸市にあり、工場見学ができるように見学ルートを設けています。生産部の製造室と充填室はクリーンルームを完備しており、保存剤(防腐剤)の配合量を低く抑えることで皮膚トラブルの起きにくい化粧品を生産するために考えた結果です。
また私たちは、半世紀前からせっけん運動に関わってきました。当時、合成洗剤の普及に伴い皮膚トラブルが多く発生するなど、社会的に問題になっていました。「疑わしい成分は一切配合しない」という私たちのモットーは、せっけん運動から得られた教訓のひとつであり、それは現在まで引き継がれ、お肌や環境へ配慮した化粧品を開発する際のベースの考え方になっています。
私たちは開発において、常に挑戦と一歩進んだ取り組みを大切にしており、それらすべてが消費者のニーズに応えることをめざしています。例として、SDGs の観点から一部製品のパッケージに紙袋を採用し、包装資材の簡素化を図っています。脱プラスティックの試みは、石油資源の削減とCO 2 削減につながる運動であり、持続可能な消費活動を維持するには必須であるとの考え、また長くご利用いただいている製品は、生産者も作りやすく持続可能な製品であってほしいとの考えから、これからもパッケージや容器の見直しも進めていきます。
業界に先駆けて取り組んできた試みとして、配合成分の配合量の公開や判別しやすい製造年月日の表記があります。現在、当たり前になった全成分表示は、他社が行っていない1970年半ばから実施しており、今日では、ハイムの企業理念は一般消費者まで浸透し、業界の自主基準となっています。こうした長年の取り組みが理解され、消費者の皆さんに安心と信頼を感じていただいて、ハイム化粧品の継続したご利用につながっていると嬉しく思います。
化粧品はあくまでお肌の角質層に潤いを与え、健やかなお肌に整えるものです。その基本は食生活やライフスタイルにあると考えています。ご愛用いただいている皆さんが日々の暮らしのなかで、環境問題や政治問題などさまざまな社会の出来事と深く関わりながら健康的な素肌を維持してほしいと願っています。

(ハイム化粧品 大場勝)
2022年『Life』190号

(左)化粧水充填作業(右)シュリンク作業
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