ナチュランド(東京都多摩市)
“食”を通じて社会の問題を考える
ナチュランドは今年で25年目を迎えることができました。
これもナチュランドを愛してくださった皆さまのおかげです。本当にありがたく思っております。
ナチュランドは“自分の子どもにも安心して食べさせられる、美味しいお菓子を作る”をモットーに歩んでまいりました。
私たちは職員全員が日々楽しみながら仕事をしており、新商品も皆で検討会を開いて、いろいろアイデアを出しあって作っています。
今回の母の日に因んだ新商品は、いろんな味を組み合わせて見た目もかわいくリーズナブルな焼き菓子のセットと、少人数なご家族向けのかわいい苺のリングケーキを用意しました。お母様、お世話になった方へのプレゼントにぜひどうぞ。
「ナチュランド」として“食”に向き合うようになって“、食べること”って、社会のいろいろな問題とリンクしているんだなと、改めて実感するようになりました。
例えば小麦粉、昔は日本でもたくさん栽培していましたが、大量生産された安価な輸入物によってどんどん国内の生産が減りました。そこから、ポストハーベスト(収穫後の作物に農薬をかけること)の問題、日本の自給率の問題、フェアトレードの問題等がわかってきました。
「3.11」後の原発事故により食べものの安全性が添加物、農薬ばかりではなく、放射能などによっていっそう脅かされるようになり、ますます、顔の見える関係が重要になってきました。経済優先、お金さえあれば、すべての問題が解決できるなんて大間違いだと思います。
『よつばつうしん』を読むとホッとします。仲間がいるんだなと思い嬉しいです。これからも仲間に加えてください。よろしくお願いします。
(ナチュランド 山本 道子)