いんやん倶楽部(大阪府吹田市)その2
健康は毎日の食卓から
いんやん倶楽部が「健康は毎日の食卓から」を合言葉に“陰陽調和の重ね煮”を中心 とした養生家庭料理教室を開いて25年になります。日本には江戸時代に貝原益軒(えきけん)が著した「養生訓」をはじめ多くの健康書があります。そのほとんどが体験的に書かれた、病気になる前にまずは予防するという昔からの暮らし方や生き方の知恵=「養生」の大切さが説かれています。それは現代にも通じることです。
高度経済成長以前の日本本来の家庭料理には、この養生の精神が息づき祖母から母、娘へと伝承されていました。例えば、疲れたり胃腸が弱っている時にはお粥と梅干し、咳が出たら蓮根をすりおろして作る蓮根湯などです。いんやん倶楽部では先人の知恵に学びながら、ご飯、みそ汁、発酵食品を中心とした旬の食材を使って、家族を思いやる「手当食」など現代家庭で途切れつつある養生文化を掘り起こし、おいしく食べることを大切にしています。
心身の健康を保つには食事を含めて日々の暮らしが大きく左右します。薬や医療に頼る前に、大切な家族の健康のために家庭でできることはまだたくさんあります。いんやん倶楽部では家族の健康を願う方々を微力ながら支えることのできる手助けとなる商品を、今後とも作りたいと思っています。
(いんやん倶楽部)