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ゆう豆(京都府南丹市) 地元の大豆にこだわって |
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机に向かう仕事が合わない性分の私は、大学を卒業した後、地元・美山町に戻り老舗のゆば屋での修行を経て「ゆう豆」を立ち上げました。
本来、美山町では大豆栽培があまり盛んではありませんでした。しかし、私たちが「ゆう豆」を立ち上げる時、「生まれ育った地元の大豆を使ってゆばを作りたい」という想いを伝えると、地元農家の方々は快く栽培を始めてくださり、現在では約25軒の契約農家から大豆をもらえるようになりました。
そういった経緯もあって私たちも一緒になって大豆作りに参加し、その年の気候によって収量が大きく左右されること、特にこの美山では早くから積雪があるためタイミングが遅れると収穫ができなくなることなど、その大変さを少しは知ることができました。
そのため、大豆一粒一粒を大切に感じて、それを毎日おいしいゆばに作り上げていくことが恩返しになると思って日々製造しています。
大豆の品種はおいしい豆乳になる「オオツル」にこだわり、本来の味を堪能していただくために添加物や保存料など一切使用せず、大豆と水のみで作っています。
今までは主に業務用がメインで京都の料亭やホテルなどに卸していましたが、美山産大豆の生産が増えてきたこともあり、皆さんにも美山のゆばを味わっていただけるようになりました。この機会にぜひ、美山産大豆100%のゆばをご賞味ください。
(ゆう豆 太田 雄介)
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