山本食品

 (長野県長野市)


うまいそば作り一筋!


 もう40年前のこと。創業者である先々代が、そば粉だけの十割そばの乾麺を作りたいとの想いで、元々の家業であった農業機械のメンテナンスや取り付け仕事のノウハウを活かし、そば粉自体に結着力を持たすことができる製粉機械を7年間の試行錯誤の上、開発しました。十割そばは手打ちでも難しいといわれており、機械製麺でそれを作るには非常に難しかったと聞いています。麺を圧延する途中で切れたり、乾燥させている間に麺が切れて落ちてしまうこともありましたが、経験を積み重ねることで、現在の十割そばをお届けできるようになりました。

そば畑

 また、長野市に隣接する飯綱町は日中と朝晩の気温差が大きくそばの栽培に適しております。そこで、飯綱町ふるさと振興公社さんの協力により、香り高く味のよい玄そばを使わせてもらっています。

 

雪を保管庫に詰める

 今回は冷気にさらすと甘みが増すそばの習性を生かした「雪ねむりそば」を紹介します。これは、飯綱町に降り積もった雪をそばの保管庫に詰めて寝かせ、その冷気により甘みが増したそば粉で作ったものです。乾麺ですが手打ちそばに負けない美味しさなので、ぜひ食べてみてください。今後も「うまいそば作り一筋!」をモットーに鋭意努力して参ります。

(山本食品 山本 修)


そばの乾燥 山本食品の皆さん

 

 

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