生産者が強い意志をもって育てた
無農薬紅茶を、地域の障がい者が
袋詰め・販売しています  

フリースペース・うぇるびー

(静岡県島田市)

 




海・島・里からの便り
2015年
『life420号』

 フリースペース・うぇるびーは、障がいがあってもなくっても普通に暮らせる社会を作るための支援を目的に2004年に設立したNPOです。自立支援法に基づくサービス、地域支援事業による外出支援、児童福祉法に基づく放課後等デイサービス、そして就労継続支援B 型事業所を運営しています。設立から11年が経ち、今では4つの事業所に約100名が利用し、親御さんや登録ヘルパーなどのスタッフ約150名ほどが関わるまでになり、地域の中で少しずつ広がってきています。


利用者さんによる、
紅茶の袋詰め作業

 3年前、それまで約35年にわたり活動を続けてきた「無農薬茶の会」が解散することになり、紅茶の袋詰め・販売をうぇるびーが引き継ぐことになりました。うぇるびーが主に活動している地域が静岡県島田市だということもあり、今年から地元島田市の生産者にも入ってもらい、3人の生産者の紅茶をブレンドしてお届けすることになりました。一番年長者の藤枝市の阿井孝雄さんは36年間、牧之原市の現職議員でもある大石和央さんは30年間、そして今年から茶葉を出してくださる島田市の園田己義さんは32年間、農薬、化学肥料を使わない筋金入りの農業人です。それぞれ、農薬による身体と環境の汚染、原発依存の社会への疑問など、ほぼ同じような体験や疑問をきっかけに、30年以上歩みを共にしてきました。これらの自慢の茶葉を紅茶に加工しているのが藤枝市の工房「水車むら」の代表、臼井太衛さんで、信念の人です。そして紅茶の袋詰めをして製品として仕上げているのが、うぇるびーの就労継続支援B 型事業所「りんご」と生活介護事業所「かりん」に通っている障がいのある利用者さんです。


うぇるびーの津田さん。
事業所開所式にて

 このように生産者がそれぞれ強い意志をもって社会と関わってきた結実がこの紅茶です。国産紅茶特有のふくよかな香りがあり、ストレートで、ミルクティーで毎日飲んでも飽きのこない味です。またハーブとブレンドするのもオススメです。末長くご愛飲ください。

(特定非営利活動法人フリースペース・うぇるびー 津田惠子)

 

  国産紅茶ならではの、ふくよかな香り
有機栽培の茶葉で作った、やさしい味わいの手作り紅茶です。リーフタイプ。 

フリースペース・うぇるびー
国内産無農薬紅茶

 

使いやすい
ティーバッグタイプ。
フリースペース・うぇるびー
国内産無農薬紅茶TB



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