高畠納豆

 (山形県東置賜郡)


毎日食べるものだから素性のわかる大豆で

 


ひと粒ひと粒に豆の豊かな味わいと弾力が感じら
          れます

 毎日の納豆をできるだけおいしく、安心して食べてもらいたいとの願いから、原料大豆は全て国内産を使用しています。小粒納豆に使っている大豆は山形県産「すずかおり」。およそ10年前、東北農業試験場で産声を上げ、当社を含む山形の納豆組合が県に働きかけ奨励品種として登録された小粒大豆です。草丈が低く作りづらいなどと言われる品種ですが、信頼のできる農家さんと契約し、栽培してもらっています。
 当たり前のことですが大豆は農産物であり、その出来、不出来は毎年変化します。特に小粒大豆は小粒すぎると、大豆の栄養が不足して納豆菌がうまく増殖してくれません。一般的な問屋さんからの仕入れなら、一定のランクの大豆を指定することができますが、契約栽培はそうはいきません。単純に納豆を作る、ということだけを見れば契約栽培は難しい面もあるのですが、自分たちの地域で栽培された大豆を積極的に使っていくことを大切にしたいのです。

加藤さん親子

 「高畠小粒納豆」は、こうした大豆を中心に使い、昔ながらの経木(木を薄く削りシート状にしたもの)の三つ折容器におたまを使って手作業でひとつ、ひとつ丁寧に仕込んで、一晩かけて醗酵させています。
 納豆は毎日食べるもの。だからこそ素性の見える大豆でお届けしたいと思っています。

(高畠納豆 加藤)


手作業で豆を詰めていきます 大豆が元気に育っています

 

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