“シンプルで良い素材を”から生まれた
オール北海道産のラムジンギスカン 

スーパーフレッシュ

(北海道夕張市)




海・島・里からの便り
2016年
『life320号』

 北海道の人気の食べ物のひとつ、ジンギスカン。元々は開拓農民や屯田兵がオリジナルのたれを作って羊料理を食したのが始まりだと言われています。
 「夕張屋ジンギスカン」は今年で44 年目になります。創業当時の夕張は炭鉱が盛んで、濃いめの味が好まれていたようです。なので、先代が作りはじめた当社のジンギスカンも、そうした昔ながらの味だったそうです。
  2 代目の私になってから味や材料をいろいろと変えてやってきました。20 数年前から夕張メロンのブランデーを加えるようになりました。更に10 年ほど前からは夕張メロン自体を加えるようになりました。こうして従来のジンギスカンとは一線を画すマイルドな味の「夕張屋ジンギスカン」となりました。
 更に、他の原材料も北海道産にこだわるようになりました。私自身、できるだけシンプルな素材を使って作りたい、その素材は良いものにこだわりたい、という思いからです。たれに使っている果物、野菜はすべて北海道産。それも夕張メロン以外は特定の農場から直接仕入れています。にんにくは夕張産。りんごは、夕張から山ひとつ越えたところにある岩見沢市の毛陽地区という山あいの自然豊かな所にある果樹園のもの。玉ねぎは、隣町の栗山町産でここでしか作っていない“さらさらレッド”という品種。この玉ねぎは、身体によい成分が多く、味の濃いのが特徴です。生姜は寒い釧路町で作られたものを使っています。
 たれに使用している醤油と砂糖も北海道産です。醤油に使っている丸大豆と小麦はすべて北海道産で、無添加で製造したものです。砂糖は、北海道産のビートを100% 使用しています。このビートの搾りかすを、後で紹介するしずお農場では羊の餌として利用しているそうです。
 そしてジンギスカンのお肉は、一般的に羊肉を使います(たまに豚肉、鶏肉、牛肉をジンギスカンのたれに漬け込みして販売されている場合もあります)。しかし、国内で消費されている羊肉の99% 以上は、おもにオーストラリアかニュージーランドなどの海外産です。北海道産の羊肉は非常に少ないですし高価です。そんな中、私たちは北海道北部の士別市にある、しずお農場の羊肉を以前から使わせていただいています。士別は自然が豊かに広がっている所で、しずお農場では、その大自然の中で肉用品種として評価の高いサフォーク種の羊を多数飼育していて、日本各地で高い評価を受けています。
 夕張市は炭鉱がなくなり、人口がとても少なくなりました。最盛期には11 万人以上いた人口は現在9000 人以下です。しかし、自然は逆にとても豊かになったと思います。夕張岳を中心とする雄大な山々、桜や紅葉と渓谷も美しく、夕張は大自然の恵みを感じられるところがいっぱいです。
 北海道産サフォークラムジンギスカンには、この豊かな大自然の恵みをたくさん詰め込みました。ぜひこのジンギスカンを食べて北海道を感じていただき、そして北海道に夕張に来て体感していただけたらと思います。  

( スーパーフレッシュ 佐藤 伸夫)



フライパンの鍋肌に落すとさらに香ばしく
スーパーフレッシュ
北海道産ラムジンギスカン
北海道産ラムのジンギスカン。タレにも夕張メロンや岩見沢産のリンゴなど、北海道の素材たっぷり。


 


スーパーフレッシュ

 (北海道夕張市)


夕張発!北海道産にこだわったジンギスカン



 ジンギスカンは北海道の代表的な味覚の一つ。北海道で焼肉と言えばジンギスカンだと言ってもいいくらいです。私たちがジンギスカンを北海道夕張市で製造し始めてから40年ほどになります。製造を始めたころは炭鉱が元気で、夕張メロンも盛んになり始めた頃です。

 ジンギスカンの肉は羊肉ですが、実は流通している羊肉のほとんどがオーストラリアかニュージーランド産です。北海道産羊肉の生産量は消費量の1%以下と言われており、中でも当社で使用しているサフォーク種の羊は、味は良いのですが飼育が難しいと言われていて、地元の北海道でもとても貴重。さらに私たちは、臭みの出ないラム(子羊)を加工しています。
佐藤さん ジンギスカンのタレも夕張メロン、岩見沢産りんご、栗山町産レッド玉ねぎ、夕張産にんにく、釧路産生姜、北海道産てん菜糖、夕張メロンブランデーなど、とことん北海道産にこだわりました。このジンギスカンのおいしさは、北海道のおいしさそのもの。ぜひ味わっていただきたい北海道の味です。

 

(スーパーフレッシュ 佐藤 伸夫)

 

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