斉藤牧場

(北海道旭川市)


真冬の斉藤牧場は雪で真っ白。
子牛が生まれ雪が溶けるまで
忙しい日々が続きます

海・山・里からの便り
2015年
『life40号』

 


 北海道・旭川は、四季がはっきりしているので、動物・人間ともに過ごしやすいところです。夏は30℃以上になり、冬はマイナス25℃くらいまで気温が下がるときがありますが、牛たちは寒さには強いので心配要りません。但し、11月に入って外に雪が積もってしまうと、牛の放牧はできなくなってしまうので、牛舎の中で過ごします。牛舎の中は牛の体温で暖かいほどです。
 現在、親牛を29頭、育成牛を35頭を飼っています。できるだけ自然のままで飼育していますので、一般の乳牛がよくかかる乳房炎もほとんどありません。牛が本来持っている自然の抵抗力を最大限引き出して、人間はなるべく手をかけないようにしています。例えば、斉藤牧場では人工授精はしていないので、雄牛が2頭います。春から秋まで雄も雌も一緒に放牧していると、翌年2〜4月にお産が始まります。年が明けると乾乳期と言って出産を控えて乳量が減り始めます。

 放牧している期間は、牛たちは自分で自由に歩いて牧草を食べてくれるのですが、牛舎に入ると、人間が夏に刈り取った乾草をあげなければなりません。この季節は春、子牛が生まれ雪が溶けるまで、忙しい日々になります。

 

(斉藤牧場 斉藤拓美)

 

削りたてだから風味満点	だしをとった後は、チリメンやゴマとフライパンで煎って、ふりかけにどうぞ!	阪口明志さん

旭川の斉藤牧場で自然放牧で育てた牛乳。四季で異なる風味を楽しめます。ノンホモ・65℃30分殺菌。
斉藤牧場
斉藤牧場の自然放牧牛乳
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