亀岡・東別院町の農家、
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四季折々の身近にある食材を大切にし、それを上手に活用して食卓を作る。一昔前には、多くの人がそのような食生活をしていたと思います。今のように、いつでも望むときに、どんな食材も手に入る時代ではないので、料理から食材を選ぶのではなく、食材から料理を考えることが一般的でした。その分、食材の利用の仕方、その知恵の豊かさは今とは雲泥の差があります。食の楽しみ方、食材への親しみも随分と異なったものでした。季節と食材は切り離すことはできないもので、その移り変わりが楽しく、また待ち遠しいものでした。食材は自然が育てるもので、人にはままならぬものです。
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食のあり方が、1970年位を境に、その前と後に生を受けた人の間には大きな隔たりがあります。大きな社会の変化があったことが一番の理由でしょうが、残念に思うことは、世代間の継承が途切れたことです。前の世代が身につけた食に対する感じ方、知恵はなくすにはもったいない事柄がたくさんあります。それは、健康にも良く、自然に委ねた、理に適った食生活の形です。
そこで、今も季節に寄り添った食生活をされている、亀岡市東別院町で農業を営む中西里美さんの協力を得て、四季折々の惣菜を1年を通して提案していきます。これからの「わが家の食」を作っていく参考にしてもらえたら嬉しい限りです。商品には簡単な調理法も添えておきますので、ぜひご家庭でも試してください。
(大北食品 鈴木 伸明)
柚子がやさしく利いています |
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旨味の濃い「富士酢プレミアム」を使用 |
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![]() 大北食品 根菜色々酢ごぼう |
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プロの味よりも家庭の味を
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私たち大北食品は、亀岡市内から車で20分、大阪の茨木・高槻から30分という山あいによつ葉の物流センターなどと一緒にあります。そういう緑や自然に恵まれた環境の中で、冷凍・冷蔵の惣菜、魚肉練り製品の天ぷら、水産加工品、うなぎの蒲焼などの魚の焼き物、梅干など合計70種類くらいの製品を作っています。
昨年、従来の大北食品とよつば水産が統合し、大阪湾の魚を使った水産加工も大北食品として引き継いでいくことになりました。これまで以上に、大阪湾のことや魚のことを身近に感じてもらえるよう、もっと工夫した魚惣菜を作ろうと試行錯誤を重ねています。今回お届けする『魚ハンバーグの素』は、大阪湾で獲れるアジや太刀魚を使い、玉ねぎと卵、あとはシンプルな味付けだけで仕上げました。解凍して形を整えて焼けば、ふわっとおいしい魚ハンバーグが出来上がります。
魚惣菜だけでなく、これまでの定番商品の見直しも始めました。作り始めてから随分年月が経った商品も多く、原材料、配合、製造方法、価格も含めてリニューアルをしています。先ず、主要商品のひとつであるコロッケ(ポテト、カレー、牛肉、枝豆)を見直し、これまでに会員さんから寄せられていたご意見、ご要望も踏まえてサクサク感のある味がはっきりしているコロッケへとリニューアルしました。過去に多少の味付けの変更はありましたが、今回のような大幅なリニューアルは初めての事です。おかげさまで特にポテトコロッケは、食べた会員の皆さんから“おいしくなった”と予想以上の好評をいただいています。
![]() 大北食品のスタッフ。 手前中央が熊崎さん |
大北食品で作る惣菜は、よつ葉で取り扱っている農産品や調味料を原材料に、余計なものは加えず、家庭で作るお惣菜と同じように作っています。私たちが作るお惣菜は、いわゆるプロの味というよりも、家庭で作るお惣菜の味、そしてゆったり感、安らぎを感じてもらえることが目標です。よつ葉の生産者に助けてもらいながら、それに甘えることなく日々、問題意識を持って取り組み、さらにおいしい惣菜を作っていきたいと思います。
(大北食品 熊崎光浩)
「これ、おいしい!」と大評判 | ||
大北食品 ポテトコロッケ・揚 |
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好きな味にアレンジしてどうぞ |
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![]() よつば水産 魚ハンバーグの素 |