大切なのは身体の内なる声を
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いんやん倶楽部では、30年近く前より「健康は毎日の食卓から」を合言葉に料理教室と「手当て食」製品作りをしてきました。
昨今は「健康寿命」を延ばして、寝たきりにならないようにしよう!などとも言われています。そのためには、“この食品を!このサプリを!運動を!習慣を取り入れましょう”とたくさんの情報に取り囲まれています。そして知らぬ間に時々の流行に翻弄され「健康オタク」になってしまうのが、私たちを取り囲む環境でもあります。しかし、大切なのは溺れるほど溢れてくる外からの情報ではなく、身体の内なる声をキャッチできる感性やゆとりなのではないでしょうか? そして、自分のことだけに囚われない視点も必要なのではないかと思います。
江戸時代より伝統的に伝わる「養生する」と言う考えの目指すところは、「自分だけが元気でいればよい」という我欲にまみれたものではありません。寿命の限り次へ続く世代へ自身の得た知恵を伝えるためにも元気で暮らす、そのために日々欲を節して「養生」するように伝えているのです。
![]() いんやん倶楽部の料理教室 |
この「養生」の考えを今の生活にも無理なくとりいれられるように、重ね煮調理やお手当ての方法などを教室ではお伝えしております。教室に通っていただいている生徒さまからの声を集めて、「梅醤エキス(番茶入)」や「れんこん湯エキス」などの製品が生まれました。具合の悪いときに飲むだけでなく、伝統調味料として梅醤エキスシリーズをご活用いただけるように、これからも魅力的なレシピ開発をしていこうと考えております。
旬の野菜をいっぱい食べていただける料理教室で、また手当て食や重ね煮のお惣菜で皆さまがたの健やかな日々を応援できるよう頑張りますので、これからもよろしくお願い申し上げます。
(いんやん倶楽部 梅ア 和子)
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(大阪府吹田市)
いんやん倶楽部が「健康は毎日の食卓から」を合言葉に“陰陽調和の重ね煮”を中心
とした養生家庭料理教室を開いて25年になります。日本には江戸時代に貝原益軒(えきけん)が著した「養生訓」をはじめ多くの健康書があります。そのほとんどが体験的に書かれた、病気になる前にまずは予防するという昔からの暮らし方や生き方の知恵=「養生」の大切さが説かれています。それは現代にも通じる事です。
高度経済成長以前の日本本来の家庭料理には、この養生の精神が息づき祖母か
母、娘へと伝承されていました。例えば、疲れたり胃腸が弱っている時にはお粥と梅干し、
咳が出たら蓮根をすりおろして作る蓮根湯などです。いんやん倶楽部では先人の知恵に
学びながら、ご飯、みそ汁、発酵食品を中心とした旬の食材を使って、家族を思いやる「手当食」等現代家庭で途切れつつある養生文化を掘り起こし、おいしく食べる事を大切にしています。
心身の健康を保つには食事を含めて日々の暮らしが大きく左右します。薬や医療に頼る
前に、大切な家族の健康のために家庭でできることはまだ沢山あります。いんやん倶楽部では家族の健康を願う方々を微力ながら支えることのできる手助けとなる商品を、今後とも作りたいと思っています。
(いんやん倶楽部)
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