げんきタウン

 (大阪府豊中市)


“ありのまま”を大切に

 


 げんきタウンは1988年「株式会社いんやん」の菓子製造部門として、料理教室部門(現いんやん倶楽部)と共にスタートしました。主な原料は、栄養は豊富ですが米に押されてあまり栽培されなくなった雑穀。当時は食物アレルギーがある子どもたちが食べられるおやつが市販されておらず、それに悩む方々からご好評をいただきました。
 げんきタウンのお菓子は、素材の持つおいしさを“ありのまま”に表現したい、という想いで作っています。しっかり噛みしめて穀物の甘みや、野菜のおいしさを味わってほしい。その想いから、できるだけ砂糖や油を控えめにし、穀物と野菜、果物が主役のしっかりとした質感のクッキーに仕上げています。
 原材料については、私たちの住む日本でとれたものを優先し、国内で調達が難しいものは海外で有機栽培されたものを使っています。雑穀と共に主役となる国産有機野菜は生のまま仕入れ、素材ごと蒸したり焼いたりして甘みを引き出してクッキーにブレンドしています。手間のかかる製法ですが、それはお母さんの愛情と同じような想いでお菓子を作りたいから。これからも、子どもたちが安心しておいしく食べられるシンプルなお菓子作りを続けていきます。

 

(げんきタウン 森 秀介)


げんきタウンの皆さん

 

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