6/6−9《韓国》ドゥレ生協・ドゥレ生産者会を訪問
一枚の協賛券から新しい出会いが生まれる

▲鄭さん(左)と江原道温州(カンウォンドゥウォンジュ)生協生産者会の李さん(元韓国カソリック農民会会長) |

▲連日盛上るアメリカ牛肉輸入反対集会 |

▲私たちも飛入り参加 |
去る6月6日〜9日(3泊4日)、韓国ドゥレ生協・ドゥレ生産者会を訪問しました。よつ葉の生産工場・農場職員を中心に14名の訪韓団でした。
今回の訪問をさかのぼって説明すると、連絡会のメンバーである府南産直センターが関わっている国際交流祭りの協賛券(抽選券付)で、なんと「ペア韓国2泊3日ツアー」を当てました。どうせなら有意義に使おうと、韓国の農業、市民活動事情を学びに行こうということになりました。
と言ってもツテがなく…。在日3世の私は、若かりし頃、韓国人留学生から韓国語を学んでいました。その先生が現在のドゥレ生協物流センター長でドゥレ生産者会事務局長の鄭さんです。鄭先生を頼りに、ドゥレ生協を訪問したのが縁で、よつ葉との交流が始まりました。
ドゥレ生協は、1996年に設立された、会員約4万世帯の若い事業連合です。これまで日本の大手生協と交流を続けていたのですが、2005年1月、生協に商品を供給している生産者で「生産者会」を発足させました。生産者会として、日本との交流・研修ということで、昨年の10月、よつ葉へ研修に来られました。
その時、能勢農場をはじめ、よつ葉の生産工場を見学。よつ葉憲章のこと、若い人たちが活き活き働いている姿に感銘を受け、来年はぜひ韓国へ来てください、との言葉を残し帰国されました。
そして、今回の韓国訪問となりました。訪問団14名の内、10名が初韓国。着いてすぐは勝手がわからず、どこか借りてきた猫のように大人しかったのですが、去年、日本でお会いした懐かしい人たちとの再会や、行く先々での大歓待と美味しい韓国料理で、いつもの元気に。豆腐工場、パン・菓子工場、味噌農家、38度線に近い江原道の畜産農家で農民運動家との会談、地域に根ざした店舗などを訪問し、アメリカ産牛肉輸入反対のロウソク市民集会にも参加しました。
私たちは韓国で、多くの出会いと刺激、感動をもらい、友情を深めることが出来ました。またドゥレ生協の問題意識は私たちと共有できる点が多く、異なる社会背景を超えて、大いに刺激を受け学ぶべき点の多い生協だと感じました。1枚の協賛券が、こんなに大きな実を結びました。これからも交流を続け、お互い刺激・協力・成長できれば、素晴らしいなぁ。と思う韓国訪問でした。(よつば農産 尹 英順) |