私たちが大切にしたいこと
有機農産物・無添加惣菜などをお届けして約40年。
生産・流通・消費を通して人と人との信頼関係を日々、考えながらお届けしています。
その1 キチンと食べる
「キチンと食べることがますますむずかしくなっています。」
遺伝子組み換え、BSE(狂牛病)、違法添加物使用、輸入野菜残留農薬、生産地偽装など、現代社会では「キチンと食べる」ことがむずかしくなっており、食べものをめぐる事件があとを絶ちません。あまり考えずに、身近にあるものを食べるかぎり、世界中のありとあらゆる食べものがいろんなルートを通じて手に入る豊かな世の中です。でもひとたび体にいい安全な食べもの、安心して食べることのできるもの、本物の食べものと考えたとたん、途方に暮れてしまいます。何を信じたらいいのかと。
私たち関西よつ葉連絡会は、1976年に産声を上げて以来一貫して、安全な食べもの、自然な食べもの、添加物を使わない食べもの、農薬を極力使わない食べものにこだわってきました。生産・流通・消費を通じて、人と人との信頼関係があってこそ安全な食べものは生みだされます。それが現在に至るまでの活動の中から得た、私たちの確信です。どんな法律を作っても、どんなに厳しい規制を行っても、つくる人と食べる人、そして運ぶ人の信頼関係がない限り本当の安全もありません。
その2 「自前の農場・工場」
「つくる苦労と喜びを分かちあう。」
自分たちで運営する農場や食品加工工場を持っています。どこの生協や団体でも、農場や工場から直接食べものが届けられているように表現されていますが、それは「委託」や「契約」による栽培や生産で直営ではありません。私たちは自前の農場や工場にこだわり、自らも生産に関わることで顔の見える関係を実現し、消費者の信頼を生み出してきました。自分たちの手で育て加工できる食べものは、まだまだ限られていますが、つくる苦労とつくる喜びを分かちあうことで、生産者との絆も深めることができました。
たとえば、BSE(狂牛病)が問題になった時には、自前の農場で育てた牛を自前の食肉工場で加工していることが信頼され、肉類の注文が増えました。また、それらの農場や工場はいつでも見学、体験参加していただくことができます。単なる消費者団体ではなく、生産・流通・消費をつなぐ団体だからこそできることです。
身の回りにあふれるさまざまな食べものの中から、本当に体にいいもの、安心して食べられるものを見つけ出すのは大変なことです。でも、少しだけ見る角度を変えてみてください。「モノよりもヒトにこだわる」つまり、誰が作ったのか、誰が届けてくれたのか、そんな角度から見れば安心して食べられるものが見えてきます。人と人との確かなつながりがあれば、「キチンと食べる」ことはそんなにむずかしいことではありません。あなたもよつ葉の扉を開いてみてください。
その3 「共に生きる」
「関西よつ葉連絡会とは」
1976年、私たちは当時の「有機農業運動」と「食品公害追放の消費者運動」の高まりの中で大阪の地に生まれました。現在、約4万世帯の会員を抱え、関西各地域の21の配送センターから食品や生活用品を届けています。仕入・企画を業務とするセンター、物流・仕分けを業務とするセンター、各地域の配送センターで働く職員は合わせて数百名となります。この「関西よつ葉連絡会」で働くメンバーが4万世帯の消費者会員に、安全な食べもの・安心して使える生活用品を供給しています。
私たちは自前の農場と工場を持っています。供給を受けるだけの単なる消費者団体ではなく、自らも「生産」活動に参加することが目的です。「物」(食べもの)を作る苦労と喜びを体験し、そのことで農業の問題、世界の問題を考えるためです。
関西よつ葉連絡会は、生産・流通・消費を結びつけ、食べものをめぐる社会的仕組みを作り変えなければ安全な食べものを手に入れることはできないと考えます。そのために私たちは、社会の問題、経済の問題、そして政治の問題をも考え、国内だけでなく世界にも目を向け、世界の人々と協同して活動していきます。
毎週、各地域の担当職員が玄関先までお届け
「毎週届くカタログ(注文書)は内容も種類も充実しています」
私たちの産直活動は、自前の農場・工場、地場野菜の他に、全国の生産者とも長いお付き合いがあり、土と人の香りがする野菜・果物が想いとともに届けられています。また、基本を大切にしながらも妥協のない調味料や加工品は、食品添加物を一切使わず、伝統的な製造方法にこだわったものばかりです。
よつ葉ホームデリバリーでは各地域の配送の他、よりすぐりの商品を揃えた店舗もございます