6.6老朽原発うごかすな!大集会
運転を開始して40年を超え、事故リスクの高い老朽原発の美浜原発再稼働予定が今月23日に迫ってきたなか、大阪市西区のうつぼ公園で「6・6老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」がありました。
2013年施行の原子炉等規制法は原発の運転期間を原則40年と定め(原子炉規制委員会が認めれば1回に限り最長20年延長可能)ました。他には東海第二原発(茨木県東海村)が規制委から認可を受けましたが、再稼働の予定はなく、美浜原発が再稼働することになれば運転開始40年の老朽原発の再稼働は日本初のことになります。
集会には1300程度の人が集まり、中嶌哲演さん(オール福井反原発連絡会/明通寺住職)から福島第一原発処理汚染水放出問題や避難計画問題などの諸問題が累積するなかでの再稼働を許さず、反原発運動に拡がりと流れを作っていこう!との呼びかけがありました。(中嶌さんには『よつばつうしん』3月号に寄稿していただきました)(https://www.yotuba.gr.jp/y_tsushin/119_1.htmlでお読みいただけます)。
難波駅までのデモには「老朽原発いますぐ廃炉!」などの訴えや替え歌などで、元気にパレードしました。23日にはもうわずかしかありませんが、あきらめずによつ葉としても声をあげていきたいと思います。
(2021年6月9日 関西よつ葉連絡会)
中嶌哲演さんの主催者挨拶
プラカードを掲げる集会参加者
よつ葉職員も参加
「関電よ 老朽原発うごかすな! 高浜全国集会」に参加
関電と政府が、運転開始後40年を超え、過酷事故のリスクの高い老朽原発=高浜1・2号機、美浜3号機を再稼働させようとしていることに対し、現地若狭でこれに反対する高浜全国集会が開かれました。よつ葉からも有志で参加し「老朽原発うごかすな!」の声を上げてきました。
関電の原発では、2019年に発覚した原発マネーの不正還流、蒸気発生器配管の損傷、再稼働準備工事中の人身事故など不祥事やトラブルが頻発しているだけでなく、使用済み核燃料中間貯蔵施設候補地を福井県外に探すとした約束を何度も反故にしたまま運転を続けています。関電が信頼に足る企業体質を持たないことは明らかです。小口顧客の40%はすでに同社との契約を解除し、離脱しています。
こうしたなかで、大阪地裁は昨年12月、大飯原発3・4号機の設置許可取り消し、3月18日には水戸地裁が東海第2原発の運転差し止めを命じました。司法の判断も徐々に原発の運転を認めない方向に変わってきています。また、地方紙14紙が連携した最近のアンケートでは、「脱原発」を望む回答が8割を超えたと報道されています。この流れを拡大し、老朽原発廃炉、さらには原発全廃をかちとっていく大きなうねりを作りだしていきましょう。
(2021年3月22日 関西よつ葉連絡会)
高浜町文化会館での集会
プラカードを掲げる集会参加者
中嶌哲演さんらを先頭にデモに出発
若狭高浜駅まで400人でデモ行進
「さよなら原発2021関西アクション」に参加
福島原発事故から10年となる3月、各地で原発に反対する集会が開かれました。
大阪では3月7日(日)に中央区のエルおおさかで元福井地裁裁判長の樋口英明さんの講演、福島原発告訴団団長の武藤類子さんによる福島からの報告を主な内容とする集会が開かれました(武藤さんには『よつばつうしん』3月号に寄稿していただきました(https://www.yotuba.gr.jp/y_tsushin/119_1.htmlでお読みいただけます)。
その後の西梅田までのデモには550人が参加し、よつ葉から参加した仲間たちも「原発やめて!」「核燃サイクル中止!」を訴えてきました。
こうした声にもかかわらず、関西電力は高浜・大飯の原発の運転を続けているばかりか、運転開始後40年を超えた高浜・美浜の老朽原発の再稼働準備を進めています。電力の消費地元に住む私たちから、さらに大きく原発反対の声を上げていきましょう。
(2021年3月8日 関西よつ葉連絡会)
エルおおさか大ホールでの本集会
エルおおさか前からデモに出発
行進するよつ葉の仲間たち
アピールしながら西梅田までデモ
「老朽原発うごかすな!大集会in大阪」に参加
9月6日(日)、大阪市西区の靭(うつぼ)公園で「老朽原発うごかすな!大集会in大阪」が開かれ、よつ葉連絡会も関連団体の仲間とともに集会とデモに参加しました。
新型コロナウイルスの感染拡大と記録的な猛暑に対するさまざまな配慮を強いられただけでなく、台風10号の影響も懸念されるという悪条件が重なったにもかかわらず、老朽原発の再稼働反対を訴えるために全国から1600人が参加しました。
新型コロナウイルスの感染拡大の中にあっても、関西電力は運転開始後40年を超えて危険性がますます大きくなった老朽原発の再稼働準備を進めており、美浜3号機を来年1月、高浜1号機を3月に再稼働させようとしています。これらが稼働すると、福島原発事故後「例外中の例外」とされてきた40年超の原発の運転を許すことになってしまいます。
再稼働を止め、「老朽原発の運転と原発の新設を許さなければ、最悪でも、2033年に若狭から、2049年に全国から、稼働する原発が無くなります(集会の基調提起より)」。老朽原発の再稼働を止めることを突破口に、原発のない社会の実現に向けてともに進んでいきましょう。
(2020年9月7日 関西よつ葉連絡会事務局・下村)
中嶌哲演さんによる主催者あいさつ
「老朽原発うごかすな!」のコール
1600人が参加。賛同団体・個人は1000を超えた
沿道の人たちにアピールしながら御堂筋をデモ
「老朽原発うごかすな!関電包囲大集会」に参加
12月8日(日)、大阪市北区中之島の関西電力本店前で「老朽原発うごかすな!関電包囲大集会」が開かれました。この集会に向けて、高浜原発から関電本店までの200kmを徒歩でつなぐ16日間のリレーデモが行われており、よつ葉からは集会前日の茨木市役所前出発集会と本店前集会に参加しました。
原発は安全対策費が高騰して顧客離れが進み、経済的に成り立たなくなっています。また、原子力規制委員会は「特重施設(いわゆるテロ対策施設)」完成しなければ、運転中であっても原発を停止させることを決めています。こうした中で関電幹部による金品受領問題が明らかになり、脱原発・反原発の声はますます大きくなっています。これを老朽原発廃炉、さらには全原発廃炉の大きなチャンスにしていきましょう。
集会中には、参加されていた会員さんから「がんばりましょう」と声をかけていただきました。ともに全て原発の廃炉を目指しましょう。
(2019年12月9日 関西よつ葉連絡会事務局・下村)
茨木市役所前を出発するリレーデモ
「ワイロの現場」で追及
関西電力本店前の集会に全国から1100人が参加
高浜原発および高浜町への抗議と申入れ行動に参加
10月8日(火)、「原発動かすな!実行委員会@関西・福井」主催による高浜原発および高浜町への抗議と申入れが行われました。
関西電力の役員らが高浜町の元助役から多額の金品を提供されていたことが明らかになったことを受け、緊急に呼びかけられた現地行動でしたが、東京からの参加者も含め約70人が集まりました。
よつ葉の研修部会は、9月21日に特重施設(いわゆる「対テロ対策施設」)の建設が大規模に行われている高浜原発を視察したばかりでしたが、その工事は関電幹部に多額の金品を還流させてもなお利益が出るほどの額で発注されていたわけです。この資金は、もともとわたしたちが電力料金として関電に支払ったものですから、とても聞き流せる話ではありません。
当日は、参加者を代表して木原壯林さん(若狭の原発を考える会)から関西電力に対する抗議と、高浜町への申入れが行われました。また、反原発自治体議員・市民連盟の高木りゅうたさん(高槻市議)から関西電力・高浜町長・高浜町議会議長に要請書が手渡されました。
関電には原発マネーの流れの徹底解明を、高浜町には町幹部の原発マネーへの関与の徹底調査を、そして国には原発推進政策そのものの見直しを求めましょう!
(2019年10月9日 関西よつ葉連絡会事務局・下村)
「おぬしもワルよのう」の横断幕
高浜原発北門で抗議と申入れ書提出
高浜町役場前で申入れ行動
高浜町に要請書を渡す高木高槻市議
ゲノム編集食品署名提出集会のご報告
よつ葉の会員の皆さんにもご協力をお願いした「すべてのゲノム編集食品に規制と表示を求める署名」(第一次集約分)の提出院内集会が開かれました。
全国から82552筆もの署名が集まり、農水省、環境省、厚労省、消費者庁の代表に手渡されました(このうち5828筆はよつ葉分です)。
このような多くの反対の声があるにもかかわらず、厚労省は「ゲノム編集」技術を使った食品について、10月1日から届け出の受け付けを始めようとしています。同省は特定の遺伝子を切断する場合は安全性審査の必要はないとし、これを受けて消費者庁もパッケージに表示を義務づけないことを決めています。食べたくない人がゲノム編集食品を避けることができない制度としてスタートしてしまうわけです。わたしたちの食べものを選ぶ権利を保障させるため、さらに大きな声で表示を義務付けるように要求していきましょう。
この署名は11月末まで続けられています。よつ葉での集約はいったん終了しましたので、これから署名される方は、「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」か「日本消費者連盟」まで直接お送りください。
(2019年9月 関西よつ葉連絡会事務局・下村)
9月25日、衆議院第2議員会館で提出集会
全国から集まった82552筆の署名を提出
司会は『Life』連載でおなじみ天笠啓祐さん
厚生労働省前で抗議行動
研修部会・若狭の原発現地見学ツアー(高浜原発・明通寺)
9月21日(土)、研修部会主催で「若狭の原発現地見学ツアー」を実施しました。
あいにくの雨でしたが、3号機と4号機が再稼働している高浜原発(実施日前の9月18日に4号機は定期点検に入っていた)と、小浜市にあり、ご住職の中嶌哲演さんが長年にわたって反原発市民運動を展開してこられた明通寺を訪ねました。
高浜原発までの車中で、木原壯林さん(若狭の原発を考える会)に若狭の原発の現状についてレクチャーしていただきました。福島第一原発の事故後、大飯原発3・4号機、高浜原発3・4号機を再稼働させてきた関西電力は、さらに運転開始後40年を超える老朽原発(高浜1・2号機、美浜3号機)まで運転延長、再稼働させようとしていること。しかし、「特定重大事故等対処施設(報道では対テロ施設と呼ばれている)」の工事が遅れているため、稼働中の原発も来年以降順次停止する見込みとなっていること。これは全ての原発の廃炉を求める側にとってチャンスであることなどを話していただきました。
高浜原発現地では東山幸弘さん(ふるさとを守る高浜・おおいの会)に施設を外から見ながら説明をしていただきました。敷地内では、いたるところで工事が行われていて、山の向こう側までクレーンが見えました。特重施設の建設費は1基500~1200億円と言われているそうで、原発の電気はコストが安いという話は、まったく疑わしいということが実感されます。
昼食後、小浜市に移動して明通寺を訪ねました。小浜市は関西電力による原発建設計画を断念させた歴史を持つ自治体です。住職の中嶌哲演さん(原発設置反対小浜市民の会)はその反対運動を牽引してこられた方です。国宝の本堂や三重塔を拝観した後でお聞きした「もし原発が本当に必要であり、安全であると言うのなら、どうして電力消費地である都市に作らないのかを、都市の人たちにこそ考えてほしいのです」という言葉を胸に刻みながら帰路につきました。
(2019年9月23日 研修部会 担当・下村)
原発近くの展望台。東山さん(中央)、木原さん(右端)。
大規模工事中の1号機と2号機(老朽原発)
山の向こう側にも工事用クレーンが見える
正門を撮影するものは向こうからも撮影されている
中嶌哲演さんにお話をうかがう
明通寺の門前で
関電包囲全国集会に参加
関西電力が計画している老朽原発の再稼働に反対して「5・19老朽原発うごかすな! 関電包囲全国集会」が開かれました。
福島第一原発の過酷事故の収束が見通せないにもかかわらず、政権は原発推進政策を変えようとしません。私たちの地元関西では、関西電力が事故後に、大飯原発3・4号機、高浜原発3・4号機を再稼働させてきました。そしてさらに運転開始後40年を超え、事故リスクの高い老朽原発(高浜1・2号機、美浜3号機)まで運転延長、再稼働させようとしています。
先月の報道によると、原発のテロ対策施設の建設が遅れている問題で、老朽原発の再稼働は電力会社の思惑よりも遅れる見通しとなっていますが、この問題自体が安全対策を先送りして利益を追求する電力会社の姿勢のあらわれと言えるでしょう。また安全対策費も算入すると原発のコストは極めて高いことも示しています。原発推進には経営的な合理性さえないことは明らかです。契約解除などの手段で、原発を優先する経営方針に変更を迫りましょう。
大阪市北区中之島の関西電力本店前には全国から750人が集まり、老朽原発を再稼働させようとする同社に対して抗議の声を上げました。よつ葉も関連団体の仲間とともに集会とデモに参加し、脱原発を訴えてきました。
(2019年5月20日 関西よつ葉連絡会)
中之島の関西電力本店を全国から集まった750人で取り囲む
若狭の原発を考える会・木原壯林さんの主催者あいさつ
沿道の注目を浴びながら御堂筋をデモ
福島原発事故から8年 各地で集会・デモ
福島第一原発事故から8年がすぎましたが、事故炉内部のデブリの様子がほんの少し分かり始めただけで、廃炉作業の見通しはたたず、汚染水はたまり続けています。そして、いまでも5万人以上の人たちが避難生活を続けています。この事故は、原発で一たび重大事故を起これば、取り返しのつかない犠牲を強いられることを教えています。
にもかかわらず、政府と電力会社は、脱原発・反原発の民意を踏みにじり、脱原発に向かう世界の潮流に逆らって、原発を推進する方針を変えようとしません。
わたしたちの地元関西では、関西電力が、今年で45年、44年超えとなる危険な老朽原発・高浜1、2号機と43年超えとなる美浜3号機まで再稼働させようとしています。既存の原発全ての運転を60年まで延長し、原発電力を「ベースロード電源」にしようとする現政権の政策の露払いをしようとしているのです。
そうしたなかで3月9日(土)エルおおさかで「さよなら原発2019関西アクション」が、3月10日(日)京都市の円山公園音楽堂で「バイバイ原発3.10きょうと」が開かれました。よつ葉も関連団体の仲間とともに集会・デモに参加し、原発の再稼働に抗議の声をあげてきました。
(2019年3月11日 関西よつ葉連絡会)
●大阪集会で


●京都集会で


8.22高浜現地抗議行動
8月22日、高浜現地抗議行動によつ葉からも参加してきました。
同日に高浜原発4号機の再々稼働が予定されていたため開かれた集会とデモでしたが、直前の19日には原子炉に冷却水を補給するポンプの油漏れ、翌20日には原子炉上ぶた温度計差込部からの蒸気漏れとトラブルが続き、関西電力は再稼働の延期を発表しました。
そのため同日の起動はないことが事前にわかっていましたが、運転期間が33年を超える老朽原発でMOX燃料を使う危険なプルサーマル運転を続けようとする関西電力の姿勢に抗議するため、炎天下の集会とデモに55人が集まりました。
脱原発を望む声が世論の多数を占める中で、世間の注目を集める再稼働を強行しようとするときに、相次いでトラブルを起こすというのはどういうことでしょうか。原発は万が一にも事故を起こしてはならないという緊張感をもって再稼働の準備を進めていたとは到底思えません。高浜原発は昨年の3号機の再稼働時にもトラブルを起こしているのです。関電にはトラブルなしに原発を運転する技術力も体制もないのだと考えざるをえません。
延期された4号機の起動がいつになるのかまだ発表されていませんが、10月といわれている3号機の起動への抗議とあわせて、定期点検を機に、そのまま廃炉に追い込む取り組みにさらに力を入れていきましょう。
2018年8月23日 関西よつ葉連絡会事務局・下村
猛暑をはねかえして高浜原発の先300mの
展望所から北ゲート前までのデモに出発。
高浜原発このまま廃炉!
北ゲート前で関西電力への申し入れ書を
読み上げる木原壯林さん(原発うごかすな!
実行委員会@関西・福井)
再々稼働準備中の相次ぐトラブルで
起動が延期になった4号機。
美しい海岸線に異物のようにそびえる。
「原子力防災訓練」の案内板。自然災害の
防災訓練ではないのに税金が使われている。
訓練費用は関西電力が負担すべきだ。
大飯原発うごかすな! 関電包囲全国集会
関西電力が5月に予定している大飯原発4号機の再稼働に反対して「4.22 大飯原発うごかすな! 関電包囲全国集会」が開かれました。
大阪市北区の関西電力本店前には、大飯原発の地元福井県をはじめ全国から約700人が集まり、東京電力福島第一原発の事故によって、原発が安全でないことが明らかになっているにもかかわらず、高浜原発3・4号機、大飯原発3号機に続いて大飯原発4号機を再稼働させようとしている関西電力に対して抗議の声を上げました。
よつ葉も関連団体の仲間とともに参加し、原発依存の経営を続ける関西電力に脱原発へと経営方針を変えるように訴えてきました。
(2018年4月23日 関西よつ葉連絡会)
明通寺・中嶌哲演さんによる開会あいさつ
中之島の関西電力本店前に700人
関西電力本店ビルに向かってコール
うつぼ公園からなんばまで御堂筋をデモ
震災と原発事故から7年 フクシマを忘れない
2011年、東日本大震災と福島第一原発事故によって多くの人が命を奪われ、ふるさとを追われました。それから7年が経過したいまも、8万人を超える人々が放射能汚染によって避難生活を余儀なくされています。
ところが政府は、その後も原発推進政策を変えようとせず、電力会社は被ばくの危険よりも自社の利益を優先させて原発の再稼働を進めています。
そうしたなかで東日本大震災の発生日と同じ3月11日(日)に、各地で原発に反対する集会とデモが行われました。関西でも、京都では円山公園音楽堂で「バイバイ原発3.11きょうと」が、大阪ではエル・おおさかで「さよなら原発関西アクション」が開かれました。
よつ葉も関連団体の仲間とともに両集会に参加してきました。3月14日(水)には関西電力が大飯原発3号機を再稼働させると言われています。さらに大きな声で原発反対を訴えていきましょう。
(2018年3月12日 関西よつ葉連絡会)
満席となったエル・おおさか大ホール
海渡雄一弁護士の講演「原発・核燃の破綻」
土佐堀通りからデモに出発
西梅田公園まで再稼働反対を訴えてデモをしました
12.3大飯原発うごかすな!現地全国集会
関西電力大飯原発3、4号機が立地する福井県おおい町で12月3日、「大飯原発うごかすな!現地全国集会」が開かれました。全国から500人が集まり、よつ葉からも参加してきました。集会では「大飯原発再稼働の策動を糾弾し、原発全廃を求める!」決議が採択され、集会後町内をデモ行進し、アピールしました。
これに先立つ11月27日、西川福井県知事は関西電力大飯原発3、4号機の再稼働に同意する考えを表明しましたが、国と福井県による話し合いだけで出されたこの判断に、半径30km圏内の滋賀県や京都府は不満を表明しています。原発で万が一事故が起これば、放射能に汚染されるのは立地自治体だけではすまないのですから、当然です。
集会直前の11月30日には、大飯原発3、4号機の再稼働時期予定を、従来計画の2018年1月中旬、同3月中旬から、それぞれ同3月中旬、5月中旬に延期すると関電が発表しました。新規制基準に対応して新設を計画している施設や機器に関して、製品データ改ざんが問題になっている神戸製鋼製の部材が使われていることが判明したためです。
もともと地震の揺れが過小評価されていると指摘を受けている同原発です。徹底的に調べ直すように要求していきましょう。
(2017年12月4日 関西よつ葉連絡会事務局・下村俊彦)
若狭の原発を考える会・木原壯林さんから主催者あいさつ
参加者全員で抗議アクション
町内をデモ行進
10/15 大飯原発うごかすな! 関電包囲全国集会に参加
10月15日(日)、大飯原発の再稼働に反対する集会が大阪・北区中之島にある関西電力本店前で開かれました。
関西電力は、福井県にある大飯原発の3号機を来年1月に、4号機を来年3月にそれぞれ再稼働させることを目指して準備を進めています。これに抗議するために、雨の中を全国から500人が集まりました。よつ葉と関連団体からも20人が参加しました。
呼びかけ団体代表の木原壯林さんからは「原発は、人類の手におえるものではないということは明らか。1日も早い原発からの撤退を」とのアピールがありました。
集会後、「原発の電気はいらない」「再稼働反対」などと訴えながら、靱(うつぼ)公園から難波までのデモが行われました。
12月3日(日)には「大飯原発うごかすな! 現地全国集会」が予定されています。全国の仲間と力を合わせて来年に予定されている再稼働に反対していきましょう。
(2017年10月16日 関西よつ葉連絡会)
福島から木幡ますみさんのアピール
関西電力本店ビルを500人で包囲
靱公園からデモに出発
御堂筋で「再稼働反対」を訴える
高浜原発再稼働、現地で抗議行動
5月17日、高浜原発4号機が再稼働してしまいました。司法判断で3号機の運転が止まった2016年3月以来、約1年2カ月ぶりのことです。
地元・音海地区の反対決議をはじめ、多くの反対の声を無視して強行されました。
当日は全国から約100人が再稼働反対の抗議行動に集まり、よつ葉からも参加してきました。「若狭の原発を考える会」代表の木原壯林さんら3人から、関電の担当者に再稼働断念を求める申し入れ書が手渡されましたが、「原発いらない」「電気は足りてる」「カネより命」のシュプレヒコールが繰り返されるなかで、17時に再稼働されました。
再稼働よりも、福島第一原発震災の被災者たちへの全面的な支援、福島第一原発事故の原因究明と後始末こそ最優先すべきです。
関西電力は6月に3号機も再稼働させると言っています。粘り強く抗議を続けましょう。
(2017年5月18日 関西よつ葉連絡会事務局・下村)
再稼働前から湯気をあげる4号機
脱原発は世界の流れ
展望所から北ゲート前までデモ
北ゲートで申し入れ書の提出
福島原発事故から6年 各地で集会・デモ
東日本大震災と福島第一原発事故から6年がすぎました。福島と周辺県などでは広大な地域が放射能で汚染され、今なお約8万人が避難生活を送っています。ところが政府は、年20mSvの被ばく基準で避難指示を解除し、賠償を打ち切り、区域外避難者への住宅費支援も打ち切るなど、帰還と被ばくを強要する政策を押し付けています。福島原発事故は、今も続いているのです。
関西では、昨年3月9日に大津地裁が高浜原発3号機・4号機の運転停止を命じる仮処分を決定しました。これにより現在、若狭にある原発は1機も稼働していません。しかし、関西電力はこの仮処分の取り消しを求めて抗告しており、3月中にも大阪高裁の決定がだされると言われています。これまで以上に力を入れて再稼働反対の声を上げていかなかなくてはなりません。
そうしたなかで3月11日(土)に、大津市で
「忘れないフクシマ、守りたいいのちとびわ湖、原発のない社会へ、2017びわこ集会 高浜・美浜原発再稼働反対!」、同日、京都市の円山公園音楽堂で
「バイバイ原発3.11きょうと」、翌3月12日(日)には、大阪市中央公会堂と中之島公園で
「さよなら原発関西アクション」が開かれました。よつ葉も関連団体の仲間とともに各所の集会・デモに参加してきました。
福島第一原発事故の収束のめどもたたない中で、核燃料サイクル構想を放棄せず、つぎつぎに原発を再稼働させようとする国と電力会社に原発推進を断念させるため、これからもともに行動していきましょう。
(2017年3月 関西よつ葉連絡会)
河合弘之弁護士のアピール
「高浜原発の再稼働を許さないぞ!」
多くの人に注目されながら御堂筋をデモ
中之島―難波の約4kmのコースで原発反対を訴えました
「電気の託送料金」署名18318筆を提出
しかし、経産省は交渉に応じず
2016年11月から呼びかけをさせていただいてきた
「福島事故関連費と原発コストを『電気の託送料金』に転嫁しないでください」署名にご協力いただき、ありがとうございました。2月2日時点でよつ葉全体の署名総数は3429筆、カンパは48700円となりました。よつ葉がお預かりした署名用紙とカンパは、呼びかけ団体のひとつ「若狭連帯行動ネットワーク」に託しました。
同ネットワークなどの呼びかけ団体は、よつ葉の分も含めた18318筆を第一次集約し、2月8日に提出しました。この署名提出・交渉は、参議院議員・福島みずほ事務所をとおして事前に経済産業省に申し入れていたものでした。ところが直前になって「審議会の準備で忙しく、質疑には応じられない」として拒否してきたそうです。呼びかけ団体の抗議にもかかわらず結局質疑には応じず、担当外の資源エネルギー庁職員1名が参議院議員会館の福島事務所に署名を受け取りに来るという異例の署名提出となりました。
呼びかけ団体からは、経済産業省に3月上旬の日程を選択させて交渉を改めて行うことにしたとの連絡をいただいています。福島第一原発事故の収束のめどもつかないまま政府が原発推進政策をとりつづけるなかで、原発を所管する経済産業省は、新たな電気料金の負担を国民に求める方針を出しておきながら、その説明責任は放棄するという態度をとっています。
このような前代未聞の許しがたい対応に抗議するとともに、6年目となる3.11にむけて準備されている「バイバイ原発3.11きょうと」「さよなら原発関西アクション(3.12)」の集会・デモに参加し、原発反対の声をあげていきましょう。
2017年2月 関西よつ葉連絡会
写真提供:若狭連帯行動ネットワーク
核燃サイクルにとどめを ! ~巨大地震が来る前に~ 緊急集会
& 高浜原発うごかすな! 関電包囲全国集会
1月22日(日)、原発に反対する2つの集会が開かれました。13時15分から守口文化センターで「核燃料サイクルにとどめを! 巨大地震が来る前に」が開演。長期停止していた福井県敦賀市の高速増殖原型炉「もんじゅ」の廃炉が12月に決まったことを受けての緊急集会です。講師の広瀬隆さんから、九州・鳥取・福島と、地震の間隔が早まっているなかで、もんじゅも再処理も失敗し、すでに破綻している核燃サイクル開発を続けようとすることがいかに危険であるか、お話がありました。青森の再処理工場のプールにはすでに約3000トンの使用済み核燃料が冷やされています。巨大地震が来る前に、核燃サイクル開発からの撤退へと舵をきるべきです。
また、同日14時からは大阪中之島公園女性像前での集会とデモ、16時からは関西電力本店前で「高浜原発うごかすな! 関電包囲全国集会」が取り組まれ、寒風吹きすさぶなか約1000人が結集しました。2月と予想される大阪高裁での高浜原発運転差し止め仮処分裁判抗告審の決定を前に、参加者は運転差し止めを命じた3.9大津地裁仮処分を守り抜く意思を示しました。
よつ葉からも能勢農場をはじめ多くの仲間が参加し、原発反対の声を上げてきました。
(2017年1月 関西よつ葉連絡会)
福井県小浜市の明通寺住職、中嶌哲演さん
広瀬隆さんの講演
極寒の関西電力本店前に1000人が結集
井戸謙一弁護団長のアピール
「『もんじゅ』も原発もいらない!戦争いやや! 2016関西集会」に参加
よつ葉も呼びかけ団体となった標記の集会が、10月1日、大阪市中央区のエル・おおさかで約600人が参加して開かれました。集会にさきだつ9月21日、原子力関係閣僚会議は高速増殖炉「もんじゅ」について「廃炉を含め抜本的な見直しを行う」と発表しました。集会では、これまで約1兆2000億円が無駄に使われてきた「もんじゅ」の廃炉は当然とし、高速増殖炉計画が破綻してもなお実現の展望がない核燃料サイクル政策を堅持しようとする政府に対して、サイクル政策自体から撤退するように求めていこうと提起されました。よつ葉としても、これからも原子力政策そのものの根本的見直しを会員さんと共に呼びかけていきたいと考えています。ともに声を上げていきましょう。
2016年10月 関西よつ葉連絡会