チャレンジ!!
春日牧場では現在13頭の赤牛とF1牛が180頭います。これから10年ぐらいかけてF1から赤牛への切り替えを行っていく予定です。
今まで経験のないことを今年の8月にやるので、それなりの準備が必要です。最初に高知県の赤牛の肥育と繁殖をやっている農家さんの所へ行き、色々教えてもらってきました。ベテランの農家さんでも赤牛の肥育は難しく苦労しているそうです。内臓が弱くエサを増やし過ぎると下痢を起こしたり食べなくなったりで、バガス(さとうきびの搾りかす)やビタミンを与えながら食欲を維持させる等の話を伺ってきました。
すでに春日牧場で赤牛の肥育が始まっていますが、教えてもらったことがすごく役に立っています。9ヶ月齢からスタートし徐々にエサの量を増やしていくのですが、期間をあけているにも関わらず少しエサを増やしただけですぐに下痢を起こす牛もいたり、その難しさを実感している所です。もうすぐ育成のエサから肥育のエサに切り替えていく月齢になります。牛をよく観察し慎重にやろうと思います。まだまだ始まったばかりですが気の抜けない毎日が続いています。18ヶ月齢にはエサの量を最大にして29ヶ月齢には出荷する予定です。新しいことをやり始めて大変なことも増えましたが、やりがいや楽しみも増えました。
(能勢農場 松本 伊史)
移動動物園をよろしくお願いします
2022年度こどもどうぶつえんは少しずつですが、元の状態に戻ってきました!
私たちこども動物園は、人とは、姿、形、大きさの異なる動物たちとふれあいを楽しんでもらうこと、また、それらを通じて命の大切さ伝える、知ってもらうことを目的として、1985年から取り組み続けております。
ここ数年、コロナの影響で移動動物園を含む多くのイベント行事が中止になってきました。ですが、コロナ対策が広がったことで、今年は無事に移動物動園を開催できるようになってきております。けれども、未だに感染の危険性とは隣り合わせの状態が続いています。
幼い時に多くのことを見てふれて感じることで自分の中の世界が広がり、その後の人生をより豊かにできるものだと私は考えております。そしてその機会は減ってきており、突然無くなってしまう可能性もあります。移動動物園ならば、バスや電車での移動は必要なく、少ないリスクで開催することができます。
「子どもたちに一つでも多く、楽しい思い出を作ってもらいたい、貴重な経験を得てほしい」という願いを込めているので、もしよければこども動物園をよろしくお願いします。可能な限りの感染対策をご相談させていただきます。
(能勢農場 井上 貴仁)
再エネあるやん! 原発はいらん!
能勢町議 難波希美子
10月29日に「みんなでエネルギィ〜」と題した集会を能勢で開催しました。「みんなのエネルギー (熱意)で地域のエネルギー(熱量。今回は主に電気)の事を考えよう」という意味です。能勢町には「能勢・豊能まちづくり」という地域の電力会社があります。その代表の榎原友樹さんに、能勢町のエネルギー事情や新たな試みとそこから繋がっていく「まちづくり」の希望の芽生えを見つけ出す講演をしていただきました。講演後の1時間半は質疑応答や想い・提案など活発な意見が出て、とても充実していました。生活に欠かせないエネルギーです。コンセントの向こう側も想像して生活したいものです。
さて、経済産業省は、クリーンエネルギーを軸とする産業構造、社会システムへと変革を図る取り組み(GXグリーン トランスフォーメーション)の一環として、原発の運転期間の延長を打ち出しました。発電時にCO2を出さないから、クリーンだというのです。屁理屈というか虚偽ですよね。
それを受け、原子力規制委員会は、10月5日、原発の運転期間を原則40年と定めた原子炉等規制法の規定を削除することを容認する意向を示しました。しかし、稼働40年を超えた老朽原発を動かすことは極めて大きな危険を伴います。交換できない部品も多く、電力会社の点検できる範囲も限定的です。規制委員会の審査は電力会社の申請に基づくものであり、第三者のチェック機能は薄く万全とは程遠いものです。
家電でも買い替えは約15年。公共施設の建て替えも約35年。原発のお釜(放射性物質が飛び交う大きな容器)の中は、日々核分裂という劣悪な状態で、家電や一般建築造物と比較のしようもありません。お釜の減肉(劣化して薄くなる)も心配です。もし、お釜に穴が空いたら?専門家は福島事故以上になる可能性もあり、想像もつかないと言います。老朽原発は決して動かしてはいけません。自然界ではなく人工的に作られた巨大で強力な放射性物質は、人類と共存できません。広島・長崎・第五福竜丸・福島を経験している私たちは、決してその事を忘れてはいけません。
心の中で念じていても、事態は前に進みません。知人にさりげなく伝えましょう。より詳しく調べたいのであれば、本を読み集会などに参加しましょう。SNSで見かけたならいいね!を押しましょう。小さな一言。小さな一歩。ワンプッシュ。エネルギー溢れる想いと行動が世界を変えていけると、私は信じています。
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