第27期 能勢産直センター 株主総会 報告
世代交代終え、希望に向けて
10月16日(土)株式会社能勢産直センター株主総会を能勢農場モンブラン広場で、18時から開催しました。27期は、売上2億を超えて過去最高の売上でした。但馬産地直送センターと会社が分かれて、篠山の北部の地域の会員106軒を営業権譲渡しました。これから100軒増を目標にしています。コロナウイルスが収まり次第、地域のイベント猪名川のグルメプラザの駐車場でテントを張り試食販売(来年からとグルメプラザの方とも、話し合い考えてます)。PB商品よつ葉のフランクフルトと絹揚げをメインに紹介説明して興味を持ってもらい会員拡大して行きます。ポスティングチラシを伸びしろのある地域を重点的に目標6万枚スタッフで協力し合って撒いて行きます。営業は、その2つを中心としていきます。あと保育所などで、パラダイス&ランチのパンを中心とした即売会も考えています。
決算報告の結果は、減価償却費49万を減らしての処理で、当期純利益7万でした。職員一丸となり、予算の目標売上1億8千百万頑張って達成したい。ちょっと目標が意欲がないのではと指摘がありました。但馬産地直送センターと分かれて、職員の退職で体制がなかなか整えれなかったので、すぐに売上を戻せなかった事もあり、実績より目標が少なめとなりましたが、体制が整ったので、これからもポスティングチラシを行っていきます。どこの地域を撒いたか枚数もノートに書いて確実に把握して各地域に配布していきます。イベントに参加しての拡大営業(猪名川町のグルメプラザの販売イベント)も行って、目標を確実に達成してから、目標以上へと考えて行きたいと思っています。総会で色々指摘を頂き、それを踏まえて考えて実現できるようして行きます。ご参加頂いた株主関係者の方、ご承認頂きありがとうございました。
総会終わってすぐに新人さんの自己紹介をさせて頂きました。能勢食肉センターで加工された焼肉用のお肉と、北摂協同農場とよつば農産から野菜を用意してもらい、野菜たっぷりの焼肉の会食となりました。会食時も色々な方の話が聞けて良かったです。ありがとうございます。少し他産直の参加が、少なかったのが寂しかったかなと、思いました。
今後とも頑張って行きますのでよろしくお願いします。
(能勢産直センター 齊藤 直也)
能勢農業みらい塾レポート
このプロジェクトに北摂協同農場から参加させてもらっている山本です。
僕は能勢町の宿野という集落で専業農家をされている塚原さんのところに週1回うかがって、米作りのいろはを一から教わっています。
宿野地域においても稲作の担い手不足はなかなか深刻なようです。
宿野集落内で高齢化によって田んぼの面倒が見られなくなった方から、近くで稲作をする若手の塚原さんへ「うちの田んぼも一緒にやってもらえないか」とお願いされるケースが年々増えてきていて、「では、ついでに…」と引き受けているうちに作付け面積がどんどん広がり、今期は広さにして11町5反(甲子園のグラウンド部分のおよそ9枚分)、枚数にして51枚の水田を管理されています。「ついで…が、ついでじゃなくなってきている」と話されていたのが印象的でした。
繁忙期にはご家族や仲間と連携・協力しながら膨大な作業を効率的にこなされているものの、全体の管理は一人で行うため、素人の僕から見ても大変な忙しさであることがわかります。
稲作や能勢のことなど色々なお話を聞いた中の1つで、少し前に、塚原さんの圃場から近い商店が店仕舞いしたことで、タバコを手に入れるには5km先のコンビニが最寄りになりました。そのためだけにコンビニまで車を走らせるのが億劫になっていたら稲作繁忙期に突入し、作業に追われているうちに半年経過してそのまま吸わなくなってしまったそうです。目が回る暇もないといった感じでしょうか(汗)。
そんな忙しさの中、稲作に必要な作業を一通り経験できるようにとスケジュールを組んで下さり、これまで種籾の播種、畦の草刈り、水田排水口の掃除・仕切り板の新調、トラクターでの耕起・代掻き、田植え機での田植えなどを実践させてもらいました。
どの作業においても丁寧な説明を怠らない塚原さんの姿勢と寛大さに、稲作だけでない部分もたくさん学ばせてもらっているなと感じます。
貴重なこの機会に、できるだけたくさんのことを吸収できるよう頑張っていきます!
(北摂協同農場 山本 晋一郎)