米作りの担い手を育て増やすプロジェクト
〔能勢農業みらい塾からの報告〕
~米作りを教える側として~
米作りを教える側として参加させてもらい、人に教えるからにはと再度1つ1つの工程を確認したことで別のやり方の方がいいとか、間違っていたのではと思うことがいくつかありいい機会だなと感じました。
数ある圃場で成長の違いや、雑草の処理、有害鳥獣の被害、対策を実際に見て、対応を体験してもらうことで大変さも伝わったと思います。
できればこの活動を継続し、米作りに興味がある人などに参加していただいて新しい担い手が1人でも増えればと願います。そして人に教えることで自分も成長出来ればと思います。
(能勢町稲作農家 塚原 洋平)
長梅雨後の強烈な日照りで缶詰加工用トマトの株が多く枯れ、今年は収穫できるかどうかも心配されました。【今週のお知らせ】で会員の皆さんに呼びかけた“トマト収穫お手伝い”を、34名のご参加を頂き、予定数量の収穫と出荷を無事終えることが出来ました。ありがとうございました!(以下、皆さんの感想の中から一部抜粋します)
(北摂協同農場スタッフ一同)
【高槻生協会員 谷口佳子さん】
【池田産直会員 “ほねをなくしたゴリラくん”さん】
【大阪産直会員 堀清子さん】
【川西産直会員 “シマちゃん”さん】
【川西産直会員 “ゆう”さん】
【川西産直会員 “ひな”さん】
有機農法の畑は初めてで、草の中に太い枝のトマトが地をはうようにたくさん実っておりました。手でわさわさともぎとり、たくさん収穫ができ、よき汗をかきました。
【大阪産直 野口頼子さん】
【阪神産直会員 “きのこ”さん】
【能勢産直会員 “ゆう”さん】
【池田産直会員 深谷さん】
雨にも負けず、みんなに支えられ。
雨が止みません。梅雨は雨が少なく、梅雨が明けたら連日の雨、雨、雨。大豆の中耕を2回は行いたかったのですが、圃場の状態が悪く、未だに作業ができていません。7月の26日から、一回目の作業を開始したのですが、雨が少なく地面がガチガチで、爪が入らず、浅くしか耕せませんでした。当然周りの水田も干上がっていたため、7月28日から集落全体の水田に池水を流しました。
例年であれば、4日もあれば終わるのですが、今回は6日間も流し続けました。6日間水路に水が流れ続け、大豆畑にも大量の池水が老朽化した水路の目地から入り続け、池のようになり、そろそろ作業を再開と思ったら、連日の雨。おまけに台風の影響で、ポップコーンとタカノツメが倒伏しました。
ライングループのみんなに報告しましたら、即座に能勢農場と北摂協同農場が駆けつけてくれました。収穫してもカビてしまうかもしれないと、不安でしたが、このまま放置しても穂発芽をしてしまうと思い、初めての経験でしたが、雨の中、みんなで必死になって、収穫、ひたすら収穫。
収穫後は、倉庫に運び、コーンの皮をむいて、乾燥機にぶち込みました。一人であれば、6日間の仕事を1日で出来ました。乾燥後のポップコーンの状態も大変良く、涙が出るくらいうれしかったです。本当にありがとうございました。10月から、今回収穫したポップコーンに変わります。
また、8月23日にパラダイスアンドランチの原料小麦6,552キロを無事に出荷出来ました。小麦の乾燥、調整、袋詰めの最中も春日牧場のみんなが、草刈り、トラクターでの耕起、出荷用のパレットの調達等々、手伝ってくれています。これから、麦茶、押し麦の原料大麦の調整と袋詰めをやりながら、タカノツメの収穫を並行して行います。
また、土が乾けば、中耕作業を諦めずに行います。8月末から集落のみなさんが稲刈りを開始されます。怒られる前に、境界の草刈りもしなくてはまりません。多くのなかまの支えのもと、何とか、一つずつ丁寧に作業をやり遂げます。余裕なんて全くないですが、私に農業を教えてくださった、やさか協同農場の佐藤さんがよく言われていた、「余裕かましてんじゃねえ!!」が懐かしく思い、仕事は、無限にあり、農業者に余裕があってはいけないとも思います。また、「近ちゃん、がばっとたくさんつくらないと!」ともよく言われていました。感傷に浸るには、100年早いので、気を脱がず、頑張ります!
(丹波協同農場 近藤 亘)
若いもんには負けないぞ!
(能勢産直センター 今北 喜博)
業界未経験からの1年
(北近畿産直 久田 麻未)
モンゴルから学びに
(北摂協同農場 Kh.エンフジャルガル:通称エンフ)
牛飼いの家で生まれ、農場で多くの人や牛と奮闘する
22歳山口眞鈴の日々をお伝えします。
2021年6月2日、能勢農場で同僚の阿部真澄さんと入籍し、山口改め阿部眞鈴になりました。実家暮らしだった頃の私は、人間関係が希薄でしたが、農場で働き始めてからは多くの出会いに恵まれました。結婚できたうえ周囲からも祝福され、とても幸せです。
私は、入ったお金をその月に使い切っていたため貯金もなく、甘えた生き方をしてきました。結婚にあたって、そのことについて親しい人たちから指摘を受け、「このままじゃだめだ、変えていこう」と決めました。
農場に来た当初の私には思いもよらなかった事ですが、こういう形になれたのは支えてきてくれた周囲のおかげです。感謝しています。
初めての一般質問に挑む‼
能勢町議員になり、早4ヶ月が経ちました。初めての6月議会での一般質問は、
○令和3(2021)年度町政運営方針の矛盾点
○電気自動車の急速充電器設置の危険性
○旧歌垣小学校再編整備事業の事業費増額
を町に聞きました。
町政運営方針の中には「能勢町は公共施設で使用する電力について、地域資源由来の再生可能エネルギー比率を高めつつ、2030年までにすべて再生可能エネルギーに転換します。
そして、2050年までに温室効果ガスの排出量実質ゼロを目指します。」と評価すべき文章が綴られていますが、反して優良農地を潰して工場建設を推進することも書いてあります。町長は工場建設が住民の雇用確保と信じてられるようです。折角のゼロカーボンタウン宣言。口だけのものに終わらせたくないので、これからも追求、提案などをしていきます。
電気自動車の急速充電器は充電中にペースメーカー装着の人が近づけない程の電磁波を出します。不安な住民の方の声を代弁しました。
旧歌垣小学校再編整備事業の事業費が当初約4億円と発表していたのに、この3月議会で約8億円と倍増しました。この理由を聞きました。余談ですがこの建設地は災害に対して万全な地形とは言い切れません。一度建てたら4・50年は使う建物です。慎重に考えてもらいたいものです。
さて、9月議会が始まります。今回は、「沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋立てに使用しないよう求める意見書」を提案することにしています。沖縄本島南部には76年経った今でも遺品や遺骨が眠っており、それを掘り出す作業が続けられています。遺骨収集ボランティアの具志堅隆松さんはガマ(自然洞窟)の中から乳歯を見つけ「集団自決」の意味もわからない子どもがここで殺されたと解説しています。
2016年には「戦没者の遺骨収集の推進に関する法律」が施行され、さきの大戦の遺骨収集は国の責務だと位置づけています。この土砂は辺野古新基地の埋立てに使うとされていますが、基地建設反対や賛成ということを越えた人道的な問題です。他の自治体では、保守会派も含む全会一致で可決された案件でもあります。国は、遺骨の混じった土砂を埋め立て工事に使うのではなく、ご遺族の元に返却出来るよう努めなくてはいけません。能勢町でも多くの議員の賛同を得たいものです。
(能勢町町議 難波 希美子)
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