10月10日(土)18時から能勢農場で、能勢産直センターの第26期株主総会を行いました。新型コロナウイルス感染の予防対策で、窓を全開しての総会となりました。台風も14号が接近していましたが、幸い大阪からはそれて、例年よりも少し多い37名の方が出席してくださいました。いつもお世話になっている協同自動車、協同総合保険、太田電機、能勢農場、北摂協同農場、食肉センター、ひこばえ、別院センター、よつば農産、別院食品、そして産直も4社参加していただき、ありがとうございました。
今回の総会では、代表交代が最重要議題でしたがご承認いただき、2020年10末をもって、林雙鳳が能勢産直センターの代表取締役を退任し、私、齊藤直也が新しく就任することとなりました。常勤役員には桑本が入ることになりました。林は今後、能勢産直センターの兵庫県北部地域の会員約120人を引き継ぎ、新産直センター(但馬産地直送センター)を立ち上げる予定です。
能勢産直センターは6年前から新産直の設立を念頭に、豊岡市、養父市、朝来市、宍粟市、西脇市、丹波市に配達エリアを広げてきました。2年前にはまず、その一部と日吉産直センターが合併する形で、北近畿産直センターが設立されました。そして今回、残りの北部エリアを新産直に譲渡すると、能勢産直センターの配達エリアは6年前と同じ地域、すなわち能勢町、豊能町、茨木市(一部)、箕面市(一部)、猪名川町、川西市(一部)、丹波篠山市、南丹市、亀岡市(一部)に戻ります。譲渡した120軒分をこれから取り戻していくことは大変だと思いますが、各地域にまだ伸びしろはあると考え、新たな目標をたて、新しい体制で職員一丸となり力を合わせて頑張っていく所存です。総会後の懇親会は恒例のすき焼きで、新代表就任の挨拶とこれからの意気込みなどを語らせていただきました。新しく入社した村田も、皆に紹介できて良かったと思います。
責任を自覚して
今は、新型コロナウイルスの影響で宅配事業が注目されて、よつ葉全体でも売上げが伸びています。この状況下で、能勢産直センターをさらに伸ばしていくために、普段の配達では、会員さんに気に入っていただけるよう、おすすめを提案し、アフターサービスも行い、ご要望などにもできるだけ応えられるよう、職員とも声を掛け合っていきます。新規会員さんの場合は、産直部会で作成したマニュアルを活用し、わかりやすい説明と入会しやすい対応を考えていきます。毎月行っている猪名川町のグルメプラザでの出店やポスティングチラシ、折込みチラシなどの営業活動も継続していきます。
新型コロナウイルスはいつ収束するか分かりませんが、収束しても経営が安定するように考え、さらに能勢産直センターを発展させていけるよう、また代表として職員をまとめて指示できるよう、責任ある立場であるということを自覚して、勉強しながら頑張っていきます。能勢産直センターの10年先を考えると、5年以内に若い職員を入れて育てていく必要があります。当たり前の話ですが、新たな人材を育てて世代交代していくということは、未来へつなげていく道なのだと考えます。
そもそも、私とよつ葉との出会いは、「能勢の里からのハム工場に入社」したことでした。ハムの製造を6年した後、生産現場を離れ、能勢産直センターに入社しました。産直では、配達時に話をしたり、ハムやウインナーのおすすめをしたり、イベントで交流したり、直接会員さんと触れ合うことができるのがやりがいです。能勢産直センターに移動してはや10年、これまでの経験と知識を生かし、代表として産直業務を頑張りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(能勢産直センター代表 齊藤 直也)
(能勢産直センター前代表 林 雙鳳)
年忘れ もちつき大会 中止のお知らせ
コロナ禍の中で
売上増 でも 続く混乱
2018年から2019年にかけて、ハム工場の売り上げは、非常に悪いものでした。
僕は、企画担当になりもう3年になりますが、この2年間は何をやっても工夫してもどう計算しても昨年の売り上げを超すことができず、苦悩の日々を送る毎日でした。
何とか売り上げを伸ばそうと、特価特価と、どんどん自分の首を絞め、挙句の果てに「会社辞めたろか!」と思ったこともありました! そんな時、社長から「売り上げのことばかり考えず、まずは私たちが作っているハム、ウィンナーを知ってもらうことから始めたら」と言われ、なんか僕の中で吹っ切れて考え方を変えるようになりました。
2020年、はじめは悪くもなく、良くもなく平均的に売り上げが続いていました。しかし、2月頃からでしょうか、コロナウイルスという感染病がテレビで報道され始めたのは。そして3月に入り、なんか段々売り上げ上がってるやん! もしかして、コロナの影響かな?と、はじめは軽い気持ちで構えていました。
そして4月に入り、コロナによる緊急事態宣言が発表された頃から急に売り上げが急上昇! しかも、ほぼ全商品が! 普段の1.5倍の売り上げが続き、そこから現場はフル稼働!! 豚肉の原材料、漬け込み在庫は、全然足らない状態になり追加、追加でまた追加!
その頃でしょうか、今度は「鶏肉納品が厳しい状態なる」と業者から連絡が入り、一時毎日電話で「今週大丈夫か?」確認をする騒ぎでした。原料以外でも、消毒用のエタノール、マスクなどがすぐに入らない、注文していた袋が、コロナによる影響で製造が遅れ納入が遅くなるなど、今までにない予想外のことばかりが続きました。なので急きょ6月は、全商品特価なしで行いました。
が! それでも売り上げは下がることなく好調な日々が続く……。このため疲れ半端ない状態に8月、9月、若干落ち着いてきたので、特価を1点にし、今に至ります。
「コロナ」という未知のウイルスによる感染者はまだまだ拡大しています。外出自粛、マスク着用など、いろいろな制限の中一体この先不安しかありませんが、医療従事者に感謝し、今までの当たり前は当たり前でない! これからは、今までと違ったことをしないといけない、そんな時代になるのかな?と思う今日この頃です。
(能勢の里から ハム工場 東山 英伸)
(食肉センター 中尾 清二)
2週間かけて改修工事が行われました
声だけでつながる仕事
皆さまはじめまして。北近畿産直センター職員の澤島澄子です。事務を担当しています。
2018年4月に産直センターが中丹・綾部の地に移り、北部地域にもよつ葉の輪のつながりが広がっています。今夏は、倉庫前の積み込みスペースに屋根を増設したり、道路脇に看板を設置するなど、配送現場やセンターとしての機能が整備されました。
私の毎日は、日本海に向かってゆったりと流れる由良川を横目に、季節の移り変わりを楽しみながらの通勤から始まります。センターに到着すると、配送のメンバーたちは順調に積み込み終盤にさしかかった頃合いです。皆が元気に出発して、ひと安心。事務所では、会員さんとは主に電話越し、声を通じてのお付き合いですが、たくさんのことを学ばせていただいています。
お電話をいただくのは、商品に関する問い合わせや、『ライフ』のご注文、商品配達の納品場所の確認など、さまざまです。声だけのコミュニケーションなので、自分なりに話し方を考えながら、また迷いながらですが、それが楽しくもあり悩むこともあり。
会員さんとの会話を楽しむ
会員さんから「こんな食べ方がおいしいのよ~」と薦めていただいたり、商品の説明から始まった話が、いつの間に日々のご心配やご苦労などのお話を耳にするようなこともありました。いろんな人とお話をするのが、意外と好きなのかもしれないなあ、と気づかなかった自分の一面を仕事が教えてくれました。
これからも、確実な事務仕事と、気軽に電話をかけてもらえるような事務員を目指して、日々ていねいに仕事をしていきたいと思います。どうかよろしくお願いします。
(北近畿産直センター 澤島澄子)
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