
能勢産直センターも当期で25年間が過ぎました。一口に25年の歴史は簡単に説明できるものではなく、能勢産直センターを設立して運営してきたいろいろな人の協力と努力の上で今も存続している事を感謝し、これからも存続していけるように日々努力を重ねていきたいと思っています。また、北近畿産直に北部の会員176軒を譲渡したこともあり前期より売上げが大幅に減少しました。当期は9月の豪雨の影響で出鼻をくじかれたスタートになりました。豪雨の影響で配送センターの冷凍庫、冷蔵庫も半日停電になり一部の商品を破棄することになりました。配達は道路の通行止めなど多少の影響はありましたが全コース配達することができました。今後のことを考え災害に備えて自家発電とライフラインの確保をしました。
2019年8月から26期がスタートしました。僕が代表になって5年、当期で6年目になります。世の中では人手不足で人員確保、働き方改革、残業ゼロを目指して人員不足を補うため外国人労働者の雇用を増やすそうです。よつ葉の職場でも人材不足で募集してもなかなか人が集まらなくなっています。能勢産直では自分たちの働き方は自分たちで考えて、雇用する人、雇用される人ではなく同じ職場で平等に働ける職場を目指していきたいと考えています。当期では月に1回、猪名川町道の駅の隣で即売会を開催する予定です。川西産直の「しゅんの助」移動販売車も一緒に出動しますのでよろしくお願いします。
(能勢産直センター イム サンボン)

「よつ葉の野菜づくり教室」も今年で6年目を迎えました。私の圃場で野菜作りの作業をよつ葉の会員さんと毎週日曜日の午前中に私と共にやってみようということで始まりました。最初のころは、あれもしようこれもしようといろんな作業をやってもらっていましたが、今は、集まった人の年齢、体力に合わせた作業をしています。無理せず、楽しくやれれば、それでいいのではないかと思っています。その中で、生徒さんたちが参加された時の思いが少しでも実現すればいいなと思っています。
「関西よつ葉連絡会」の田中さんから「野菜教室」で、収穫した野菜を使ってバーベキューをやりませんかとのお誘いを受け、9月1日にバーベキューの会食を行ないました。現在、来ていただいている6名の方と去年のメンバー3名と2期生(今でも能勢で土地を借り野菜作りをしています)2名が出席してくれました。能勢農場の改装された新モンブラン広場を借りてやることになりました。能勢農場 北摂協同農場の職員さんの昼ごはん時なので、じゃ皆でバーベキューを食べながら交流しましょうかということになり、たちまち25名ほどの食べ会になりました。
炭がなかなかおきなくて、能勢牛にありつけるのが遅くなる不手際もありましたが、楽しく歓談されながら食べてくれたようです。能勢のよつ葉の関係者のご協力もあり、6年も続けてこられたのだと改めて思うしだいです。
(ハッピー伊藤農園 伊藤 行裕)


9月13日(金)PB職員交流会を開催。場所はリニューアルして快適な能勢農場モンブラン広場! DJ玉理君(大北食品)の音楽が流れる中、食べものを作っているPBならではのおいしい食事を参加三十数名で囲みました。この夏完成した石窯ではローストビーフやピザを焼き上げ、調理場ではスープやサラダなどを用意するなど働く職場を超えて、準備から和気あいあいとした雰囲気で始まりました。PB各社の提供による豪華賞品をかけたPB食材と市販品を当てる班対抗クイズ大会では、寺本さん率いる班が最終問題で同点に追いつく大接戦になり最後は同点チームによる腕相撲決戦になるなどこの日一番の盛り上がりに!
仕事に追われる日々の中、自分の働いている場所とは違うよつ葉の仲間と触れ合うことで、少しでも感じることがあればと思い開催した交流会でした。初めてで緊張気味の顔、久しぶりの再会で懐かしい顔、いつもの顔、いろんな顔がありましたが、笑顔の多い楽しい夜になりました。
(パラ&ラン 高木 俊太郎)


元井 章博
能勢に来て10年が経ちました。「よつば農業塾」での2年間の研修後、新規就農をして8年。このたび、農業を辞めるという決断をしました。農業の仕事は好きです。今まで農業を辞めたいと思ったこともありません。
ですが、この8年の間に結婚もして昨年末には子どもも授かり、これからの家族の未来を描き始めたときに、農業を辞めて両親の近くに引越すほうが幸せな毎日を過ごせるのではないか、と考えることが多くなりました。
70歳を超えた父親からは、地元に戻って家業を継いでほしいと言われはじめていました。農業は決して楽な仕事ではありませんでしたが、自分の頭脳と身体と技術をフル動員して勝負ができる、やり甲斐のある職業だと感じていました。自分のやりたい事を生業にできたなら、こんな素晴らしい人生は他にないと、それに気付き挑戦できる機会に恵まれた自分は幸せだなぁと思います。来年からは家業を手伝います。
サラリーマン人生、農業人生を経て、23年振りに地元に帰ります。3回目の人生が始まるような気持ちで、新たな舞台に立てることが楽しみです。小さな町工場ですが、いい会社にします。皆さま、お世話になりました!