Vol.17 中尾食品工業 「有機生芋木灰こんにゃく」
有機生芋100%使用の木灰固めこんにゃく
一般のスーパーなどで販売されているこんにゃくの多くは、こんにゃく芋の粉(精粉)が原料。この精粉はマンナン質のみを精製したものなので、こんにゃく本来の風味や旨みはほとんどありません。また見た目の「こんにゃくらしさ」を出すために海藻粉がブレンドされますが、海藻粉は凝固剤である水酸化カルシウムを吸収する性質があるため、凝固剤を多く使う必要があり、それが特有のアクや臭みの原因になります。
中尾食品工業の「有機生芋木灰こんにゃく」は、広島県産の有機栽培こんにゃく芋を100%使用し、昔ながらの缶蒸し製法で製造しています。原料芋をすりおろし、缶蒸し、熟成、と完成までに丸3日。さらに、生芋の状態に合わせて製造条件を細かく調整する必要があるため、非常に時間と手間のかかる作り方ですが、その分、こんにゃく本来の風味は格別です。また、熟成期間にアクが抜けるため、そのまま生でも食べられ、アク抜きをする必要がありません。
煮物や鍋物に使って、その風味や味わい、そして味しみの良さをぜひ実感してください。
缶蒸し製造後のこんにゃく切り出し作業
中尾食品工業
有機生芋木灰板こんにゃく
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