Vol.14 あいのう「オイスターソース」
カキの身を丸ごとすり潰した本当のオイスターソース
オイスターソースは名前の通り、主たる原材料はカキ(オイスター)ですが、市販のオイスターソースの原材料表記を見てみると「カキエキス」「カキ汁」となっているものがほとんどで、製造は海外です。これはカキを煮出したりしてエキス分だけを抽出し、濃縮したものになります。抽出するためには長い時間高温に晒されるため、カキが持つ栄養成分や風味はとんでしまいます。なので各メーカーではそのカキエキスを使って、調味料やアミノ酸などで味を整えて作っています。
それに対してよつ葉のオイスターソースは国内産のカキ(主に広島産)を丸ごと粒のまま自社ですり潰し、調味料で味を整えて仕上げます。カキを丸ごと使うのでより複雑で自然な旨みのあるオイスターソースになります。例えばソースをお湯で割るだけでカキの味がしっかりしたスープができるほどです。市販のものではそうはいきません。
以前からはとろみ付けに使っていた加工でん粉も原材料から抜き、よりシンプルなカキ(オイスター)のソースになりました。炒め物やスープ、秋から冬にかけては炊き込みご飯など、料理の味をグッと深めてくれること間違いなしの1本です。
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