2023年 NPO法人 愛のまちエコ倶楽部
滋賀県東近江市にある「NPO法人 愛のまちエコ倶楽部」へよつ葉のスタッフで訪問・交流をしてきました。「NPO法人 愛のまちエコ倶楽部」が展開する「菜の花プロジェクト」は1970年代に琵琶湖に赤潮が発生した頃が始まりになります。赤潮の原因としては合成洗剤に含まれるリンがあげられ、合成洗剤を使わないようにする「せっけん運動」が始まり、条例が制定されるまでの拡がりになりました。
「菜の花エコプロジェクト」は当時の廃油を利用したせっけんづくりから派生し、いまでは廃油を利用したバイオディーゼル燃料・よつ葉でも取り扱いのある、菜の花からつくる菜種油「菜ばかり」・その食用油を搾油したあぶらかすでつくった肥料・いまではあまり使われなくなった土壌改良資材のくん炭を製造しています。
廃油を使ったトラクターで菜の花畑を耕す地域循環を目指し、地域の課題と向き合っている「愛のまち エコ倶楽部」の活動を知ることができました。いまでは移住者あっせんを視野にいれた農業体験や古民家での宿泊、コミュニティスペースづくりにも力を入れているそうです。
交流会では「愛のまち エコ倶楽部」の軌跡の話や菜の花の生産農家さんのお話を聞いたり、バイオディーゼル燃料を廃油からつくるワークショップをしたりと盛りだくさんでした。今後の持続可能な社会を考えるうえでも非常に心強い活動だと思いました。今後も交流を深め、いろいろと知っていきたいと思いました。
(連絡会事務局・矢板)

菜の花畑

「せっけん運動」の歴史

「菜ばかり」の搾油

バイオディーゼル燃料で走るカート

菜の花エコプロジェクトの循環図
- 前の記事へ
▲
Copyright © 関西よつ葉連絡会 2005 All Rights Reserved.