グリーンピュアクラブ産地交流会 (2017/7/7~9)
「北の大地」生産者のもとへ
毎日私たちがこうして健康に生活できるのは、農家の方が食べものを作ってくださるおかげ。関西よつ葉連絡会の会員であるのは、私にとってそれが一つの社会運動だからです。「わがままなだけの消費者にはなりたくない」と日頃から思っているけれど、今回このように農家の方と直接お会いする機会を得たのは貴重な体験でした。
新千歳空港に向かう飛行機の窓から眼下に広がる農地を臨むと、「ついに憧れの北海道に来た!」と胸が高鳴りました。よつ葉の産地交流会といえばもっとお堅い感じだと予想していましたが、農家の方々、スタッフの方々、そして会員の皆さんも楽しい方ばかり。意気込んで臨んだ農作業はちょっとした草むしり、きっといろいろ気を遣ってくださったのでしょう、おいしいものを食べて飲んでばかりの3日間でした。
後継者不足に悩む農家が多いと聞きますが、グリーンピュアクラブの岡村さん、田村さんとも後継者がおられたことが嬉しかったです。カタログでおなじみの「北の大地」は私の大好きなブレンド米で、実際に作っておられる方にお会いできたのは感激でした。
これまでの人生で見たことのない広々とした農地を目にして、こんなに広い土地を守りつつ食べものを作ってくださることに感謝の気持ちが湧き起こります。長い年月をかけて石狩川から田畑に水をひくための頭首工建設の工事が数年前に完了したそうです。本当に大変なご苦労があったことと思います。
岡村さんのお宅でバーベキューをいただいた時、夜空に光る月の下には色づき始めた麦畑が広がり、その風になびく様は本当に綺麗でした。自然と向き合って暮らしておられる農家の方はあたたかく、麦畑の姿に重ね合わせて私の心に焼きつきました。農家の方をしっかりと支えることができる消費者を目指します。
(兵庫いきいきコープ会員 村田佳子)

- 前の記事へ
- 次の記事へ