鈴木農園援農産地交流会(2019/9/13~15北海道)
9/13~15 北海道
鈴木農園援農産地交流会
援農 ハードだけどすてきな交流
いつものように、よつ葉の注文をしようと案内をチェックしていた時、「北海道援農産地交流会in三笠市」の案内が目に留まった。援農? 北海道アンの会の鈴木さんのお手紙が添えられていた。「農業を中心に人が気軽に来られる、人が気軽に農業に触れられる、人が住める、そんな場所にしたい」そんな鈴木さんの思いに惹かれ、とにかく現地に行ってみたいと思い、応募してみた。
1日目、ワイナリー「千葉ヴィンヤード」でブドウ畑を見学。新規就農でがんばっておられるそう。おいしいワインができますように。
2日目、カボチャの収穫のお手伝い。農薬を使っていないので、コオロギやバッタ、アマガエルなどがひょっこり出てくる。除草剤も使わないから、雑草もぐんぐん育っている。その雑草に負けないように、カボチャがしっかり育っている。雑草畑の中から、宝探しのようにカボチャを見つけ、ハサミでカットしていく。カボチャは足元にあるので、何回も何回もスクワットをしているようなもの。大変な作業である。機械化が進む中、この作業は機械化できないそう。
農村の過疎化、高齢化で、この先、担い手がいなくなれば、おいしい野菜が食べられなくなる可能性がある。都市部には人があふれ、農村は人手不足でバランスが悪い。「なんとかしないと」と思うが、どうすればいいのかな?
鈴木さんの言うように、人が気軽に来られる、人が気軽に農業に触れられるようにして、まず現地で感じてもらうことで、少しずつ変わっていくのではないか? 一日がんばって、ヘロヘロになったけど、労働の後の食事はおいしく、温泉は最高だった。
3日目、最終日。この日は三笠ジオパークを観光し、三笠高校生レストランで昼食。高校生レストランは、大人気で、たくさんの人が次々と訪れていた。ランチもおいしかったし、調理や接客をしている生徒さんが、楽しそうに目を輝かせている姿に元気をもらった。
大阪に戻り、筋肉痛が和らいだ頃、北海道からカボチャが届いた。あの畑のカボチャだと思うと愛おしくなる。近所の友達におすそわけして、私が体験してきたことを話したいと思う。援農はハードだけど、微力ながら、少しはお役に立てているのでは、と思えるすてきな交流のやり方だと思う。未経験の方にも、ぜひ、体験してほしいと思いつつ、また私も応募したいと思っている。
(淀川会員・荒谷真子)

カボチャの収穫をお手伝い
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