『よつばつうしん』10月号「ひとこと言わせて」に掲載されていた山名さんの記事を読んでお話を聞いてみたいと思いました。掲載されていた杜氏さんの写真も素敵でした。
当日いただいたリーフレットの写真を見た瞬間、「あっ!」と思いました。黒澤明監督の映画「七人の侍」みたい! かっこいい~!
山名さんが出会って共に酒造りをしてきた歴代の杜氏さんたちの話が印象的でした。
大切なのは杜氏の流派ではなくて、「その人がどんな酒を造るか、造ろうとしているか」ということ。「杜氏の技がお酒の個性を創る」というお話です。物づくりで一番重要なのは「人」。そしてその人の誠意や矜持のようなものが物づくりに大きく関わるということを山名さんの話から感じました。
米も、酒も、自然の力を借りてつくるものは、全て人間がコントロールできるわけじゃない。いい酒をつくる杜氏さんが神事に熱心だという理由が分かりました。
それぞれの生産者が丹精込めて作り上げたものを原料として、杜氏さんと蔵人さんたち、みんなでお酒を造っていく。日本酒は世界に誇る日本の文化なのだと改めて思いました。
有機米、木札、酒瓶、そして酒…たくさんの時間と人の手がかけられて、ひとつの商品が生まれる。価格だけで判断するのではなくて、かけられた手の数、時間、思い、(もちろん味も)、それらが合わさったものが価値というものなのかもしれない、と思いました。
私はずっとビール派で、日本酒は飲んでいなかったけど、今年の冬は日本酒を飲んでみたくなりました。よつ葉さん、山名さん、ありがとうございました。
(川西会員 久賀弥生)
「奥丹波 純米大吟醸」の説明をする山名さんと、
試飲しながらお話を聴く参加者の皆さん。
ハービスプラザ5F会議室。
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