大豆くらぶ講演会 講師・中西里美さん(2017/6/3 よつ葉ビル)
おいしく健康に…和食のすすめ
大豆の育て方の知識や技術、おいしく健康的な食べ方はもちろん、大豆に対する見方が大きく変わるお話を聞けました。
もっとも印象に残ったお話は「手間を惜しまない大切さ」についてです。現代は多くのお惣菜がスーパーで買えます。料理以外にもさまざまなサービスがお金さえ払えば受けられ、手間もかかりません。しかし今でも手間をかけて料理するべきだ。そして料理をしているところを子どもに見せるべきだと、中西さんはおっしゃいました。
手間をかけて料理をすると時間がかかります。しかし手間には意味があり、特に大豆料理には昔からの文化や智慧があります。手間はかけただけ良いものができます。手間をかけないと昔からの文化は途絶えてしまいます。子どもに命がどのように料理になっているのか教えるためにも、また栄養があるものを食べさせるためにも、手間をかけて料理する(家族との時間を大切にする)ことはとても大事なことだと力説なさいました。
よつ葉の豆腐をつくっている別院食品の方からもお話を聞くことができました。豆乳を搾った後のおからが能勢農場で牛のエサになっているということを聞き、大豆が思っていた以上に食生活に関わっていると感じました。
おいしい大豆製品の試食もできました。なかでも中西さんの手づくりの鉄火味噌の味の「深み」には本当に驚かされました。手間を惜しまないことのすばらしさを実感しました。
貴重な発見、体験の機会をいただきありがとうございます。
(淀川会員・小山智弘)

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