よつ葉で扱う商品はどれも、よつ葉の厳しい基準をパスしたものばかり。毎日食べるものこそ、信頼できる生産者から届く安心なものをどうぞ。
ひんやり美味しいゼリーは夏の定番おやつの一つですね。市販品の多くはゼリー状に固めるために増粘多糖類という添加物が使用されています。増粘多糖類とは商品に粘りを持たせるための添加物で、粘りやとろみをつける場合は「増粘剤」、ゼリー状に固める場合は「ゲル化剤」と表記されます。具体的にはペクチン、グアーガム、カラギナン、キサンタンガムなどがあり、ほとんどが植物から抽出した成分です。しかし、植物由来だからといって安全だとは言い切れません。たとえばカラギナンは海藻からとれる成分ですが、胃潰瘍や潰瘍性大腸炎との関連が指摘されるなど、安全性に課題があります。また、キサンタンガムはトウモロコシ由来ですので、遺伝子組み換え作物が原料である可能性が非常に高いです。
困ったことに、現在の法律では、2種類以上の原料を「ゲル化剤」として使用する場合は「増粘多糖類」とまとめて表記できるので、具体的な添加物名を消費者は知ることができません。ほかにも、ゼリーにはキサンタンガムと同じくトウモロコシが原料の異性化液糖、酸味料や香料、甘味料などの添加物が使われています。子どもたちが口にすることも多いおやつは、きちんと原材料が確認できて、安心して食べられるものを選びたいですね。
「価格について」
量販店で並んでいる油はよつ葉のものに比べるととてつもなく安く、「なんで?」と思う方も多いのではないでしょうか?大量生産しているということも理由の一つですが、他にも理由があります。それが「溶剤抽出」です。例えばよつ葉で取り扱っている菜種油は原料を焙煎したあと、圧搾した「一番搾り」だけをパック詰めしています。しかし、圧搾だけで搾れる油は少なく、多くは搾り粕に残っています。その残った油分を抽出するのに使用するのが「ノルマルへキ酸」という石油から作る溶剤。搾り粕をこの溶剤で溶かすことで、原料に含まれるほとんどの油分を取り出すことができます。この抽出した油を「二番搾り」「三番搾り」といい、「一番搾り」の油と混ぜて販売することで、商品の価格を下げています。この溶剤は揮発性が高く、油を精製する工程中に全て蒸発するという理由でラベルには表記されませんが、油が残らないかは疑問があります。また、圧搾では搾りにくい大豆油や米ぬか油は最初から溶剤を使用して抽出しています。
「原料について」
市販で出回っている油の原材料は大豆、菜種、トウモロコシなどが多く、輸入品。しかもほとんどが遺伝子組み換えと言われていまが、油は加工度合いが高いとされ、ラベルに遺伝子組み換えの表示義務はありません。
「日持ちについて」
市販の安い油は溶剤で抽出するため、その溶剤を回収するために高温で処理をします。そのため、一度使った油と同じ状態になり、長持ちしません。よつ葉の菜種油はその処理がないため、油にストレスがかかっていないため、市販の油より長持ちします。
※使用後に不純物を取り除き、できるだけ空気に触れないように保管すれば、さらに長持ちします。
ジュースのパッケージに書かれている「ストレート」や「濃縮還元」の違いって何?と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。「濃縮還元」ジュースとは、熱を加えて水分を飛ばした濃縮果汁に、水を加えて元の濃度に戻したジュースのこと。果汁の体積が小さくなることで、保管費や運送費のコストが抑えられることから、よく行われている方法です。しかし、果汁を濃縮する過程で長時間熱を加えるため、素材本来の風味や香りが失われてしまいます。それをカバーするために、香料が添加されることも。そうして作られたジュースは、果汁本来の味わいが損なわれたものになります。
ストレート果汁を使ったよつ葉の「りんごじゅうす」は、津軽産直で育てられたりんごをまるごと搾ったジュースです。もぎたてのりんごをそのまま味わっているようなフレッシュな風味は、ストレートならでは。りんごのおいしさがギュッ!とつまったジュースをどうぞ。
お茶は、毎年5月の八十八夜前後に収穫します。摘んでから、蒸して、揉んで、乾燥させて…と加工されますが、お茶の場合、製品としてできあがるまで、洗う工程が一切ありません。だからよつ葉で扱っているお茶は、全て無農薬。そのため、お菓子作りやお茶を楽しんだ後の茶殻を使ったふりかけ・佃煮など、栄養たっぷりのお茶を丸ごと楽しむことができます。
ところが、有機栽培茶の生産量は、全体の2%にも満たず、まだまだ貴重な存在です。最近では、無農薬に挑戦する農家さんも増えてきたようですが、とても手間がかかるため、途中で断念することも多いそうです。そんな中、よつ葉のお茶の生産者の皆さんは、20年、30年前から一貫して無農薬栽培を続けています。おいしいお茶で、ゆったりとしたひと時を過ごしてみませんか。
市販のホットケーキミックスは添加物がいっぱい!?
ホットケーキミックスは、ドーナツ、クッキーなど色々なお菓子作りにも使える頼もしい味方。しかし、市販品は外国産小麦が当たり前なうえ、添加物の香料や着色料も使われています。よつ葉のホットケーキミックスなら小麦粉は国内産。ベーキングパウダーもアルミニウムフリーでシンプルな原材料しか使っていません。せっかくの手作りおやつは、安心なものを。
原材料:国産丸大豆、小麦、食塩
小豆島・山久の杉樽醤油の原材料は、九州産の丸大豆、北海道産の小麦と天日塩のみ。それを杉樽に仕込み、淡口で1年、濃口で1年半以上の時間をかけて発酵させます。杉樽や木造の蔵には麹菌をはじめとした500種類以上の菌が棲みついていると言われ、その多様な菌が四季の変化のある自然な環境で働くことで、小麦と大豆がゆっくり分解され、天然のうま味が醸しだされます。このようにして造られる杉樽醤油は、味わいのバランスが良く、塩かどのないマイルドで奥行きのあるうま味と香りが特徴。市販品と比べて使用量が控え目でもOKです。
価格の安い醤油の原材料ラベルを見ると「脱脂加工大豆」と表記されている物がほとんどです。これは大豆油の絞り粕のことで、価格の安い海外産の遺伝子組み換え大豆が使われることが一般的。また小麦も粒ではなく製粉した後に出る「フスマ」といわれる粕が使われることもあります。さらに製造方法もステンレスなどのタンクを使い、人工的に温度調節して発酵を早める「速醸」といわれる製法で造るため、4〜6ヶ月ほどで製品に仕上がります。このように安価な原材料で短期間に作られた醤油は価格を安くできますが、化学調味料のアミノ酸で味を調えたり、保存性と香りを高めるために醸造アルコールが添加されたりしています。
大北食品の梅干し
原材料:梅、しそ、塩
日本が誇る伝統保存食の梅干し。その食味の良さはもちろん、防腐効果や疲労回復、食欲増進、カルシウムや鉄分の吸収を助ける、血流を改善し免疫力を高めるなど、さまざまな素晴らしい機能をあわせ持っています。しかし近年の減塩・健康志向により市販の梅干しは「塩分控えめ」です。そしてこの低塩タイプの梅干しのほとんどが、農林水産省が定める基準では「梅干し」ではなく、
「調味梅干し」。製造の際、塩漬けの梅を水にさらして塩を抜いています。しかし、水と一緒に旨味や栄養分は失われてしまい、また低い塩分濃度では保存がきかないので、それらを補うために保存料やアミノ酸、人工甘味料などの食品添加物が使用されます。このように添加物だらけでは、いったいなんのための減塩なのかわかりません。
一方、よつ葉の梅干しは梅や柿の生産者としておなじみの奈良・萩本さんの省農薬の梅とミネラルバランスが優れたシママース(塩)、そして省農薬の赤しそだけを使った本物の「梅干し」。しかも塩分濃度約10%と控えめです。かつ、きちんと天日干しをしているから、おいしさもギュッと凝縮されています。梅干しだけで塩分を減らすのではなく、適量を守った食事をおいしくいただくことが健康への近道ではないでしょうか。
サラダチキンプレーン(ウチノ)
原材料:鶏むね肉、食塩
コンビニ発の大ヒット商品といわれている「サラダチキン」。“低カロリーでダイエットにぴったり”“豊富なタンパク質も魅力”などのメリットと、すぐに食べられる利便性が相まって、急速に普及しました。ただ、市販品の原料肉は海外産であることが多く、添加物もいっぱい。アミノ酸やたん白加水分解物などで旨みを強化。デキストリン、加工でんぷん、ポリリン酸Naなどで保水性を高めてしっとりさせ食感を向上。pH調整剤やグリシンなどで保存性を高めるなど。味付け、食感、成形、増量などの目的で気になる添加物が多量に使われています。
よつ葉で紹介している「サラダチキン」は国産鶏のむね肉100%で、味付けは食塩のみ。しかも、保存料・着色料・増粘剤は使わず、独自の技術で無菌の状態まで殺菌しているため、常温で1年半保存できます。安心安全、雑味なし、国産鶏肉のおいしさにこだわった本物志向のサラダチキンです。
創業100年を誇る東京・日本橋の佃煮屋「遠忠食品」(工場は埼玉県越谷市)では、見学に訪れた人に市販品との違いをわかりやすく説明するため、同じ分量の「のりの佃煮」を水に溶かして見せます。写真を見れば遠忠食品の佃煮と比べ市販品は使われているのりの量が半分以下だということがわかります。こうなる理由はもちろんコストを下げるため。のりの使用量が少ない分、カラメル色素などで色づけしているので、水がよく濁ります。食べてみても、食感に乏しく、アミノ酸や大量の砂糖により、のりの風味があまり感じられません。同じ食べるなら、たっぷりの生のりを使い、昔ながらの直火釜で炊き上げた遠忠食品の佃煮がおすすめです。
よつ葉乳業のシュレッドチーズ
原材料:ナチュラルチーズ(生乳、食塩)
市販品
原材料:ナチュラルチーズ、食塩、セルロース
大人気のよつ葉乳業シュレッドチーズ。その魅力の秘密は…
一般的なシュレッドチーズは廉価な外国産チーズで作られることが多く、セルロース(木材のパルプを精製して作られ、結着防止やかさを増すために使われる)等の食品添加物を使われているものがほとんどです。
一方、よつ葉乳業のシュレッドチーズは北海道十勝の生産者に限定した新鮮な生乳と食塩のみが原材料で、素材の良さや安心は保証付きです。そして2種のナチュラルチーズ(旨みとコクがぎゅっと詰まったチェダーチーズとミルク感が強く伸びの良いモッツァレラチーズ)をミックスして作られているので、そのまま食べても美味しい、そして加熱するとトロ〜り糸ひく、格別の風味が楽しめます。熱を加えるお料理では、グラタンやパスタ・炒め物・焼き物・リゾットなど、どんなメニューにも万能です。お鍋のしめのぞうすいに入れると旨みやコクがプラスされ、まろやかに仕上がります。また広げたままの餃子の皮の上にシュレッドチーズとツナフレークやホールコーン等を置いた上にケチャップをかけて焼けば、ピザ風のおつまみに!
焼豚について説明するとき、一筋縄では説明することのできない食べものであることを思い知らされます。まずその名前もチャーシュー、煮豚、焼豚等それぞれの違いは味付け、製造工程に由来するものなのかよく分からずぼんやりとしたままです。そして市販品の多くは、直火焼、炭火焼、炙り焼、本焼等製造工程にはあまり関係のない漠然としたイメージを思い浮かばせるネーミング、もしくは造語で仕上がりをごまかしています。炭火で焼き上げた焼き色、香ばしさはカラメル色素で合成されたもので本当の焼き色ではありません。基本的に市販品のほとんどの焼豚は、必ず煮る工程を経て出来上がります。漬け込み時間の短縮と製品の歩留まりを良くするため、焼きの工程だけで仕上げることはありません。
よつ葉の焼豚は、ロースハムやベーコンを作るのと同じように長い時間漬込み液に浸し、煮ることなく焼き(ヒーターから発生する熱風による)の工程のみで仕上げています。食肉加工品というよりも惣菜品に近い市販品とは、おのずとその素性がちがいます。(「能勢の里から」ハム工場佐藤)
夏がくれば、菊花せんこうの香り。菊花せんこうは燃やすことで煙とともに有効成分の天然ピレトリンが空気中に漂って、ピレトリンを嫌う蚊が逃げていきます。市販で売られている殺虫剤で、よく見かける吊り下げ式の虫よけや蚊取り線香(液体などの電気蚊取りも含む)の成分である合成ピレスロイド系殺虫剤は、蚊や害虫などへの殺虫目的の農薬のひとつ。人に対しては神経毒性や発ガン性も確認されています。また、広いスペースでも基準通りの殺虫力が必要とされるので高濃度にならざるを得ません。それがそのまま家庭用品に使われ、知らされないまま販売されています。
それらの商品の多くは“無臭”です。臭わないので使用していても違和感や不快感を感じない人もいます。特にワンプッシュで長時間効果が持続するタイプなどは、農薬成分が浮遊し、知らず知らずのうちに吸っていることになります。自分の体に有害物質を取り入れてまで蚊を退治しなくても…と思います。菊花せんこうは、ハーブを含んだ無農薬の天然成分だけで作られているので、おだやかな自然な香りです。蚊を皆殺しにしなくても、そばに蚊が寄ってこないだけでいいのでは。特にお子さんのいる家庭では安心の香りがする菊花せんこうで夏を過ごしましょう。
天然成分の虫よけを
除虫菊に含まれる天然のピレトリンは約100年前から暮らしの中で利用されてきました。虫への毒性は強いのですが人体への影響は少なく、菊花せんこうには忌避に必要な分だけ含まれています。合成ピレスロイドは多くの種類があり環境ホルモンの疑いのあるものも、人への影響が不明なものも多くあります。トランスフルトリンは、粒子が非常に小さく軽いので長い時間にわたって漂います。毎日使用すれば微量だとしても農薬を吸い続けていることになります。