ソースの主になる原材料は野菜や果実です。大手メーカーでは野菜や果実を生から処理する工程を省くため、ピューレの状態で仕入れていたり、ジュースを搾った後の残渣を原料にしているところもあります。加工の手間が省け、原料のコストも下げることができますが、味は伴わないため、添加物やアミノ酸などを使い味を調整しています。そして問題はこういった原料を使用していてもラベルの表示では「野菜」「果物」になるため、ラベルで判断するのは非常に難しいことです。
野菜以外の原料のお酢もトウモロコシなどを原料にした高酸度ビネガーを使用したり、粘りを出すために使われる増粘多糖類や加工でん粉も遺伝子組み換え不分別のものがほとんどで、安全性への不安が残ります。その他、色をつけるためのカラメル色素も化学合成されたものが使用されており、発がん性などが疑われています。
ヒカリの関西風お好みソースは、野菜や果実は生であるだけでなく、国内産有機栽培のものを使用。お酢は米のみを使って作った純米酢を使用し、香辛料もホールのものを仕入れ、香辛料が効果を発揮する温度などを見極めながら、種類によって使い分けています。また、とろみを付けるために、化学処理をしていないでん粉を使い、色付けのためのカラメル色素は不使用というこだわりです。
安全性だけでなく、原料を吟味し、時間をかけて作ることで野菜や果実がもっている旨みや甘み、香りを引き出してくれるので、おいしいソースに仕上がります。
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