小アジのマリネ

魚をカリッと揚げて甘酢に浸したマリネや南蛮漬け。冷やしても美味しく、夏の常備菜にもおすすめの一品です。ただし、いちから作るとそれなりに手間がかかるので、惣菜もうまく利用したいところ。
金沢錦の「小あじのマリネ」の誕生は約30年前。港に大量に揚がるのに値がつかず廃棄されてしまうこともあった小あじを、無駄にせず美味しく、かつ漁師さんの収入にもつながるようにと開発されました。鮮度の良い7~9cm の小ぶりの小アジを頭から尻尾までまるごとそのまま、
国産小麦をうっすらとまぶし、
遺伝子組み換えではない菜種油でカラッと揚げ、純米酢、丸大豆醤油、本みりんベースのシンプルな調味液で味付けしています。
あじはもともと旨みの強い青魚なので、過剰な味付けは必要ありませんが、市販品では調味液に
エキス類が多く使われています。また、衣に使われる
コーンスターチ(とうもろこし)や、魚を揚げる油の原料は、遺伝子組み換えが気になるところです。
今ではすっかり定番商品となった金沢錦の小あじのマリネですが、それも水揚げがあってこそ。海からの恵みを無駄にせず大切にいただきたいと思います。

せりの風景(金沢港)
金沢錦
小アジのマリネ
金沢錦
原材料:小あじ、玉ねぎ、純米醸造酢、丸大豆しょうゆ、なたね油、砂糖、本みりん、小麦粉、ごま油、純米酒、唐辛子
市販品
原材料:あじ(国産)、野菜(たまねぎ、にんじん)、しょうゆ(大豆:遺伝子組換えでない)、砂糖、醸造酢、大豆油、魚介エキス、はちみつ、コーンフラワー(遺伝子組換え不分別)、小麦粉、コーンスターチ(遺伝子組換え不分別)、かつおエキス、パン粉、発酵調味液、食塩、香辛料、酵母エキス、魚醤、こんぶエキス、しいたけエキス/酸味料