塩
身体にも良い、おいしい塩の選び方
塩は主成分である「塩化ナトリウム」の純度により超高純度~低純度と分類することができます。「真塩(ましお)」と呼ばれた、日本の伝統的な食用塩は微量ミネラル(にがり分)が4~7%ほど残された中純度のものでした。
「海の精」は、伊豆大島のきれいな海水から昔ながらの伝統製塩法で作られた中純度の塩。中純度の塩は塩辛さ以外にほのかな甘みや旨味も併せ持ち、料理に使えば塩角が立たずマイルドで、微量ミネラルのバランスが良いことから身体にも良いものとなっています。
ところが1971年より国策として本格導入された「イオン交換膜製塩法」で作られた市販の塩は、純度99% 以上の超高純度で微量ミネラル分がほとんど残っていません。
また、「天日塩」と表記され、一見、良さそうな塩でも超高純度の塩があり、これもそのミネラルバランスから身体に良い塩とはいえません。
1kg 袋が100円くらいで販売されている塩は概ね高純度ですので、微量ミネラルが中純度程度に残された塩を選ぶようにしましょう。
海の精
※日本食用塩研究会「正しい塩の選び方」より(単位:mg)