フルーツゼリー


ひんやりおいしいゼリーは夏の定番おやつの一つですね。市販品の多くはゼリー状に固めるために増粘多糖類という添加物が使用されています。
増粘多糖類とは商品に粘りを持たせるための添加物で、粘りやとろみをつける場合は
「増粘剤」、ゼリー状に固める場合は
「ゲル化剤」と表記されます。具体的には
ペクチン、グアーガム、カラギナン、キサンタンガムなどがあり、ほとんどが植物から抽出した成分です。
しかし、植物由来だからといって安全だとは言い切れません。たとえば
カラギナンは海藻からとれる成分ですが、
胃潰瘍や潰瘍性大腸炎との関連が指摘されるなど、安全性に課題があります。また、
キサンタンガムはトウモロコシ由来ですので、
遺伝子組み換え作物が原料である可能性が非常に高いです。
困ったことに、現在の法律では、2種類以上の原料を「ゲル化剤」として使用する場合は「増粘多糖類」とまとめて表記できるので、具体的な添加物名を消費者は知ることができません。
ほかにも、ゼリーにはキサンタンガムと同じくトウモロコシが原料の異性化液糖、酸味料や香料、甘味料などの添加物が使われています。子どもたちが口にすることも多いおやつは、きちんと原材料が確認できて、安心して食べられるものを選びたいですね。
徳用ミニカップゼリー(フルーツバスケット)
原材料:みかん果汁、りんご果汁、ぶどう果汁、砂糖、レモン果汁、寒天、こんにゃく粉
フルーツゼリー(市販品)
原材料:濃縮果汁(アップル、オレンジ、グレープ、ピーチ)、異性化液糖、砂糖、ゲル化剤(増粘多糖類)、酸味料、香料、甘味料(ソルビトール)
フルーツバスケット
徳用ミニカップゼリー
着色料、香料、保存料無添加のミニカップゼリーです。
人気の味を15個ずつ詰めた徳用パック。