ソース その1
見た目ではわからないけど、野菜から煮込んでいます
家庭でもよく使われるトンカツソースは裏の表示を見ればカラメル色素や増粘多糖類など違いがよくわかりますが、ウスターソースは見た目では意外とわかりません。 元々ウスターソースは野菜を香辛料で漬け込んだ時に出る汁を調味料として使ったのが始まりと言われています。ソースの原材料表記では野菜(たまねぎ、トマト、人参、にんにくなど)酢、砂糖、食塩、香辛料となります。よつ葉のウスターソースも市販のものも見た目の表記ではよくわかりませんが、製造工程が大きく違っています。
よつ葉の扱っているウスターソースは野菜を煮込んでいくことでエキスを取り出し、香辛料と合わせて熟成させます。そのため、野菜の持っている旨みが凝縮され、深い味わいの中にも野菜の味が感じられるのも特長です。日本で野菜から製造しているメーカーは数社のみで非常に貴重と言えます。
市販のウスターソースは表記上「野菜」となっていますが、使用しているのは主に野菜から抽出したエキスで、野菜そのものは使用しません。エキス類をブレンドしてタンクで熟成させて作ります。そうすることで均一的な味にできるうえ、製造期間も短くでき、残渣もほとんど出ないので、コストを安くすることができるからです。
ウスターソース(ヒカリ食品)