ジューシーオレンジ その1
防腐剤は使わず、“木で完熟”しています
ジューシーオレンジは、その外見から和製グレープフルーツともいわれています。
市販されているグレープフルーツのほとんどは、アメリカなどからの輸入品です。長距離の輸送中に、水分が失われないようワックスがぬられています。また、カビを防ぐため、防腐剤の使用が欠かせません。この防腐剤は、ポストハーベスト農薬で、発がん性などの毒性が認められているため、日本では農薬としての使用が禁止されています。アメリカでも国内消費用には禁止されているのに、輸出する食品には使用が認められており、しかも、栽培中に使用する農薬よりずっと高い濃度で使われています。
また、ジューシーオレンジは、本来4月から7月くらいまで木成りで食べ頃が続くのですが、暖かくなってくると、虫や病気が出て外見が悪くなるため、一般的には食べ頃を待たずに早穫りして、冷蔵庫で貯蔵しています。
佐伊津のジューシーオレンジは、もちろん防腐剤は不使用。できるだけ農薬を使わず、有機質肥料のみで育てています。しかも、“見た目より味を重視”、木で完熟してから収穫するので、食べる時期によって、食感や風味が変わっていくのを楽しめます。果汁たっぷりでジューシーな果肉が、徐々に実がしまり、皮をむいて食べやすくなり、プチプチッとはじけて、爽やかな甘みが口いっぱいに広がります。
熊本・佐伊津有農研 ジューシーオレンジ