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File.30 新しい遺伝子操作ジャガイモの危険性

食品安全委員会は、3月15日、米国シンプロット社が開発した(RNAi RNA干渉法)で改造したジャガイモを安全だと評価しました。この答申を受けて厚労省が間もなく承認、今年中には輸入が始まりそうです。このジャガイモは、新しい遺伝子操作の方法であるRNAiを用いて開発したもので、加熱した際に生じる発癌物質のアクリルアミドを低減、打ち身で黒ずむのを低減しているということです。

この遺伝子操作したジャガイモは、すでに米国では栽培が行われ、市場に出ている作物です。このジャガイモが市場で狙っているのが、ファストフード店などのフライドポテトです。日本への輸出の際にも長距離輸送に耐えられますし、フライドポテトを作る際に、加熱で生じるアクリルアミドを低減しているからです。

このジャガイモの問題点は、なんといってもRNAiという新しい遺伝子操作の技術が使われていることです。RNAiとは、RNAを用いて遺伝子の働きを止める技術で、いたって簡単に止められることから、応用が広がりそうです。しかし、問題点が多く指摘されており、特に問題なのは、目的とする遺伝子の働きを止めるだけでなく、ジャガイモのほかの遺伝子の働きを止めたり、ジャガイモ以外の生物の遺伝子の働きを止めたりすることです。

ノルウェーのバイオセーフティ遺伝子技術センターの科学者サラーフ・アガピトは、さまざまな生物に劣化などの問題を引き起こしかねないと、警告を発しています。また米国食品安全センターは、中国で行われたRNAiで開発した作物を用いた動物実験で、肝臓にRNAの断片が見つかったことがあり、人や動物に影響を及ぼす可能性があると指摘しました。

いまRNAiのほかにもゲノム編集技術など、新しい遺伝子操作技術が続々と開発され、食品の開発が進んでいます。技術開発が優先されて、肝心の食の安全が軽視され続けています。
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天笠啓祐さん:
環境・食品ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」代表

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