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File.24 農薬の毒性で最近分かったこと

あらためて農薬の毒性について考えてみたいと思います。もともと虫を殺したり草を殺す化学物質で、毒性が強いのは当たり前です。その毒性でいま、新たにシグナル毒性という考え方が注目されています。別名、受容体毒性と呼ばれています。名前から見ると、とても難しそうですが、「細胞などの受容体に作用してもたらす毒性」です。

受容体は、人間の神経や細胞など至る所にあり、ホルモンなどをキャッチして活動を開始させる場所です。その受容体が受け入れを拒否したり、受け入れた化学物質がすみやかに分解されず居座り続けると、情報がかく乱されて健康障害が起きます。

日本での農薬として、殺虫剤では有機リン系農薬とネオニコチノイド系農薬がよく使われています。除草剤では有機リン系除草剤のラウンドアップやバスタがよく用いられます。有機リン系農薬は、もともとナチス・ドイツが毒ガス兵器として開発したもので、神経毒性が強い物質です。

そしてもう一つよく使われるネオニコチノイド系殺虫剤は、ミツバチの群れの崩壊をもたらした主犯です。EUでは規制が進んでいるのですが、日本ではむしろ規制が緩和されています。この有機リン系農薬やネオニコチノイド系農薬は、共にシグナル毒性物質を持ちます。神経の情報伝達の受容体に作用して、神経の情報をかく乱して、虫を殺すのですが、同じことが人間でも起きます。

人間が大量に曝露すると、最悪の場合、自律神経の情報がうまく伝わらず、心臓や肺などが機能しなくなり死に至ります。これは、あくまでも大量に曝露した時だけです。しかし最近、このシグナル毒性で分かってきたことは、大人の場合は症状が出ないようなわずかな曝露でも、胎児や子どもの場合、体が形成途上にあるため、後々まで影響が残るということです。とくにお母さんの胎内にいる時期や赤ちゃんが受けたダメージでは、ほんの1回、それも大人では影響を受けないようなわずかなものでも、後にさまざまな疾病になる危険性を増やす、ということです。いま使われている農薬は、低毒性ということで広まってきましたが、とても低毒性とは言えません。農薬は、やはり健康の敵なのです。

天笠啓祐さん:
環境・食品ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」代表

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