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File.22 だまされてはいけない 遺伝子検査と健康食品

最近、遺伝子検査のチラシが、新聞折り込み広告の中に入ってくることが多くなりました。健康食品ブームに乗って、DHCやDeNA、ヤフーなどがこの遺伝子検査の分野に乗り出してきました。遺伝子検査は、健康や病気にかかわる遺伝子を見て将来を予測します。そして、この健康食品に効果があります、と誘導していきます。

主に「肥満遺伝子を検査します」といったメタボ対策の名のもとに、この遺伝子検査が始まりました。健康産業を牽引するある企業が販売を始めたのが「ダイエット対策キット」です。自宅で簡単にできる遺伝子検査が売りものです。口の中の細胞をこすりとりキットで反応を見るだけの簡単な検査です。遺伝子を調べて、あなたの肥満はこれが原因ですと示され、こういうダイエットの方法が有効です、といわれれば多くの人が信じてしまいます。というのは、遺伝子を絶対視する生命観がはびこっているからです。

しかし、生命にとって遺伝子と同じ、あるいはそれ以上に大事なのが環境です。健康は食生活が基本であり、加えてストレスの少ない、適度な運動が行われる環境こそが大事です。農薬がまったく使われていないか、ほとんど使われていない野菜や果物・穀物、添加物の少ない加工食品こそが健康をもたらすのです。

ましてや遺伝子と肥満の関係はまだよく分かっておらず、根拠の乏しい検査であり、ましてそれに基づくダイエットの方法が有効だとは思えません。健康食品を売り込むのが主目的になっているのです。

遺伝子は複雑な仕組みで働いています。その全体像はほとんど分かっていません。肥満遺伝子もさることながら、健康や病気にかかわる遺伝子も、ほとんど分かっていないのが現実で、検査はほとんど根拠のないものです。まして健康食品が健康をもたらすわけではありません。昨年施行された食品表示法で機能性表示が認められ、その表示を付けた食品が増えています。それとともに健康に良いということを売り物にした「トンデモ食品」が増え続け、売り込みが活発です。だまされてはいけません。        

(天笠啓祐)
天笠啓祐さん:
環境・食品ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」代表

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