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File.2 隠される表示、かまぼこ・豆腐

今回は、かまぼこと豆腐の表示を例に、消費者には見えない食品添加物を見ていくことにしよう。それは、加工助剤やキャリーオーバーといった、原材料や製造工程で用いられる食品添加物で、表示されなくてもよいものである。

かまぼこ(※1)の場合、魚肉の表示では、前号でお伝えしたように「魚肉(たら、いとよりだい、ひれこだい)」などと表示されている。しかし、これらの魚は冷凍された状態で輸入されるものが大半である。その場合、凍結したり解凍したりする際に変質するのを防ぐために、ソルビットとリン酸塩が添加されている。また、すり身の結着に酵素製剤が用いられ、そこにはトランスグルタミナーゼが主剤として用いられている。それらは表示しなくてよいのである。この中で特に問題なのがリン酸塩で、カルシウムの吸収を妨げることで、骨粗しょう症になりやすくすると指摘されている。

豆腐(※2)で問題なのが凝固剤で「塩化マグネシウム」あるいは「塩化マグネシウム含有物」(にがり)としか表示されていない。豆腐を固めるのがにがりの役割だが、現在、よつ葉の豆腐のような天然のにがり使用※はほとんどなくなり、その多くが加工された「乳化にがり」を用いている。しかし、そのことは表示では分からない。製品は花王の「マグネスフィン」が多く、均一な質をもたらし、加工が容易で、生産効率を上げるために重用されている。

この乳化にがりは、塩化マグネシウムに植物油脂を加え、乳化剤としてグリセリン脂肪酸エステルが用いられ、その他にも酸化防止剤などの添加物を加えたものである。しかし「塩化マグネシウム」あるいは「塩化マグネシウム含有物」と表示できるため、消費者はそれらの添加物の存在に気が付かない。

このように食品表示は、消費者の判断を受けないように、一括表示のように具体的な物質名が分からなくなっていたり、今号で紹介したように隠されてしまうものが多い。それは産業界の利益を図るためである。
   
※ よつ葉の豆腐は「にがり(塩化マグネシウム)」と表記していますが、乳化にがりではなく「粗製塩水塩化マグネシウム」という天然の海水から抽出したにがりのみを使っています。
  1. <
  2. < (※2)市販の豆腐ラベル
天笠啓祐さん:
環境・食品ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表。
「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」代表

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